「ひとびとの健康を支えるオールラウンダー」をめざして

筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

笠間市で多職種連携のワークショップを行いました

2015年9月29日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP

シルバーウィークの最終日、9月23日に、「健康都市かさま」の礎となる医療保険福祉のネットワークを構築するワークショップ、を開催しました。簡単に言うと、多職種連携のためのワークショップです。発起人はこの春から笠間市立病院に非常勤として勤める春田先生と、今や笠間市民であるわたくし山本もお手伝いさせていただきました。
なぜこのワークショップが企画されたかというと、春田先生が笠間市内の様々な施設(市役所の各課や保健センター、近隣の病院など)を視察した際、どこの施設も素晴らしい活動をしているのに、お互い知らないでいるのは勿体ない!と感じたのがきっかけだそうです。
お互いを知ること、そして顔の見える関係を作る第一歩とすること、そしてあわよくば今後同じような会が定期的に開催されるきっかけとなること、それが今回のワークショップの目的でした。
事前に参加者を募ったところ、詳しい内容が公表されないままだったにも関わらず50人以上の方が参加してくれました。笠間市は、もともと月に1回の地域包括ケア会議に多職種が集まり事例検討会を行うなど、連携に対して熱心な方が多いのです。
始まりのアイスブレイクは、風船や糸などの与えられた道具を使って卵を2mの高さから落とし、いかに割らずに的の中心に落とすかを競うEgg Flying Gameを行いました。奇抜なアイデアが出た班、すぐに方針が決まりいち早く終えた班、風船を2個も割った班など、各班の個性が出ていました。実は、患者さんを守りながらいかにチームで動くかというメッセージが隠れており、各々自分の役割について振り返っていたようでした。春田先生の進行が絶妙で、会場は終始笑いっぱなしでした。
場が和んだところで、各施設の紹介を事前にポスターにまとめてもらったものを発表し、その後それらのポスターを張って自由に見て回る、施設紹介&ポスターツアーを行いました。今まであまり知らなかった市役所各課の活動内容や、病院での取り組みなど、新たな発見がたくさんありました。個人的には、保健センターが取り組んでいる「女子力アップ教室」に大注目でした。(気になる人は調べてみてください!)顔を合わせて質問し合うことで互いへの理解も深まったようで、そこここで談笑する姿が見られました。
力作!笠間市立病院のポスターです

力作!笠間市立病院のポスターです

最後は、全員参加でのワールドカフェです。ワールドカフェとは、カフェのようなリラックスした空間でメンバーを変えながらテーマについて話し合い、自由な発想を広げていこう、というものです。テーマは笠間市が今抱えている問題、10年後抱えるであろう問題、そして、それらを踏まえて笠間市のために私たちが明日からできること、の3つにしました。
ワールドカフェ。話しているうちに白熱していきました

ワールドカフェ。話しているうちに白熱していきました

お菓子をつまみながら皆さん熱心に話合いに参加していただき、本当にたくさんの意見が広がりました。高齢化問題や少子化問題、就労支援については多くの班で意見が出ていました。さらに市民の健康観や死生観にどうアプローチするか、若い世代を笠間に呼び込むにはどうしたらよいか、など、ここでも班によっ て個性が出ており、聞いていてとても興味深かったです。
少し時間が長かったですが、多くの収穫があった一日でした。
反省点もたくさんあったので、ここで終わるのではなく、これを一歩として今後も笠間市の連携について考えていければ良いと感じました。
懇親会でのお酒がおいしかったのは言うまでもありません!
みなさん、お疲れ様でした。ありがとうございました。
文責:笠間市立病院 山本由布

 

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