筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

全国医学ゼミナールでの多職種連携ワークショップ

2015年8月19日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP

8月16日に、全国医学ゼミナールin千葉で、多職種連携のワークショップを行ってきました。
今回も吉本先生に声をかけていただき、春田先生と共に企画段階から関わらせてもらいました。
当日集まった講師陣の職種は、看護師、薬剤師、OT、PT、MSWと、医師も合わせて実に6職種でした。
そして学生さんの専門も医学だけでなく、看護、リハビリ、栄養、臨床工学技士、医療事務と実に多岐にわたっていました。
しかしこの一日は今の専門は関係なく、先ほどの6職種の一つになりきって過ごしてもらうという企画です。
前半は、なりきり職種の仕事内容を各講師から学び、ポスターにまとめました。
そして、それを順番に見て回り、他職種への理解を深めました。プレゼンテーションは皆さんとても堂々としていましたよ!
ポスター作りの様子

ポスター作りの様子

後半は、ある退院直前の患者さんについて、家に帰る上での問題点や解決策を皆で話し合いました。
そのうえで、講師が模擬退院前カンファレンスを行い、実際どのように患者さんの情報共有をし、今後の方針決定を行っていくかを見てもらいました。
私は外からカンファレンスを見ていましたが、前半ファシリテーターを行っているときの雰囲気から変わり、気さくな部分は残しつつも、プロとしてカンファレンスに参加している凛とした姿がとても印象的でした。
真剣!模擬退院前カンファレンス

真剣!模擬退院前カンファレンス

最後の振り返りでは、こちらが事前に学んでもらいたいと思っていたこと以上のことを学んでいたことがとても伝わり、皆さんの観察力や感じ取る力に驚かされました。また、連携の重要性や難しさを感想として挙げた学生さんがいた一方で、多職種連携って当たり前ですよね、と言った学生さんもいました。当たり前という感覚をいかに損なわせずに、臨床現場に繋いでいくかを考える必要があるなあと、私も気の引き締まる思いでした。
とても勉強になった一日でした。この日のビールはとても美味しかったです。
(笠間市立病院 山本由布)