筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

【申込開始】第4回つくセミ

2017年9月19日テーマ:筑波総合診療グループ

今年も、つくセミ(第4回総合診療☆家庭医療全国公開セミナーin Tsukuba)の申し込みを開始しました!

日時:2017年10月14日(土)12:30~
場所:筑波大学医学群学系棟 4A104 他
対象:日本全国の医学生を中心とした医療系学生、初期研修医、その他内容に興味のある方 (主対象は医学生、初期研修医)

定員:60人程度
参加費:無料
懇親会費:学生 2,000円、社会人 3,000円
当日、現金でお支払いください。

詳しい内容は、Facebookページをご覧ください。

お申込みは、こちらのサイトからお願いいたします。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております!

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笠間市での地域包括会議の取り組み 第9回

2017年9月13日テーマ:筑波総合診療グループ, 笠間, 地域包括ケア

笠間での地域包括会議第9回をお伝えします。

今回はまず、教育入院から話し合いを始めました。

前回の会議で、病院での教育入院の受け入れが可能かどうかを調査して報告することになっていました。調査の結果、最近の教育入院受け入れ実績はほとんどないものの、教育入院自体は可能で、以前使用していた教育入院のパスなども活用可能なことがわかりました。

あとは、保健センター・地域包括支援センターとの協力体制が築ければ新たな教育入院ができます。

保健センターでも教育入院について持ち帰って検討していただきました。保健センターでの糖尿病への介入は、週1回の健康体操教室、月1回程度の糖尿病教室を行っており、それに加えて健診異常者のフォローなど、かなり多岐に渡っているとのことでした。それ故、保健センターの人手では現在の介入だけで手一杯で、教育入院にも対応するのは実現可能性が低そうだとのことでした。この会議に参加してわかったことは、保健センターも地域包括支援センターも業務が多岐に渡り、非常に忙しそうだということです。新たな試みを考えていく上で、それぞれの業務に大きな支障を来さないように、実現可能性を考えていくことが重要だと今回の会議で痛感しました。

ここで話題は運動教室と糖尿病教室になりました。これらがいつ開催されているのか?を病院側はあまり把握していないことに気が付きました。せっかく市民向けに行われている介入なので、病院側でもこれらを把握しておくと当院の医師・看護師が患者に情報提供できるのではないかとの意見も出ました。そこで、保健センターより運動教室と糖尿病教室の日程一覧を病院へ送っていただき、患者にもアナウンスを行っていくことになりました。教育入院の話は実現に向かいませんでしたが、それ以外の部分で少しだけ連携がとれました。

次に、ファミリー健診の議題に移りました。

まずは、現在市立病院で行われている健診の種類と対象者、項目のまとめが保健センターと病院事務より提示されました。続いて、稲葉よりUSPSTF(アメリカの予防推奨)、日本のガイドライン、笠間市での検診や予防の補助対象一覧を提示しました。

各部署の方は、こういった推奨があることはあまり知らなかったようで、推奨一覧にかなり興味を持たれたようでした。その後、新たな健診が実現可能かどうかと、新たな健診の項目、対象者を考えました。前回の会議では、医学的に推奨される項目を、既存の健診の対象者にならない人に対して行うということになっていました。しかし、医学的な推奨に従って項目を組むと、既存の健診との項目の開きが大きくなってしまい、不公平感が出てしまうとの指摘が出ました。また、既存の健診の対象にならない人は決して多くないことから、既存の健診受診に繋げるような取り組みの方が効果は大きいのではないかとの意見も出ました。また、ファミリーという形で家族全体を巻き込むのは良い試みだが、子供には実際に何をするのか(小児については既存の健診受診率も高く、追加で行う項目もほとんどない…)との意見も出ました。

また、上記の議論の中で、3者の中で思い描いているファミリー健診に対するイメージが少しずつ異なることもわかりました。病院は医学的に推奨される新たな健診をきっちりやりたいイメージですが、保健センターとしては既存の健診に繋げることを重視しており、地域包括支援センターとしてはファミリーの中でも高齢者や若年認知症などをひっかけたいとの意向があるようでした。それぞれの立場もあり、イメージのズレが生じているようでした。次回までに、各部署のファミリー健診の実施案とイメージを持ち寄り、もうすこしすり合わせをすることになりました。

 

今回、教育入院もファミリー健診もどちらも実現には向かいませんでした。新たなプロジェクトを行うのはなかなか大変ですが、次回以降も何か一つでも実現に向かうよう、引き続き検討していこうと思います。

C2 稲葉 崇

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第二回後期研修プログラム説明会 報告

2017年9月5日テーマ:筑波総合診療グループ

前野先生のお話を聞く参加者の皆さん

8月26日に筑波大学総合診療グループの第二回後期研修プログラム説明会を行いました。

前半は、第一回と同様に前野教授から日本の医療と総合診療科のこれからの見通しや、後期研修プログラムについての説明がありました。

とくに今回は育休明けの後期研修医も参加していたこともあり、筑波大学総合診療グループの特徴である子育て世代に優しいプログラムであることも話題にあがりました。

後半はグループに分かれてフリートークで盛り上がりました。私のグループでは教授も交えて2025年問題や地域医療構想などに触れながら、総合診療医が活躍できる場はこれから増えていく、という話題で盛り上がりました。

懇親会の様子

その後の懇親会にもたくさんの参加をいただいて、大盛況でした。あとは新しい仲間が増えてくれることを願うのみです。

筑波メディカルセンター病院総合診療科/筑波大学総合診療グループ
福田幸寛

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笠間市での地域包括会議の取り組み 第8回

2017年9月3日テーマ:筑波総合診療グループ, 笠間

笠間での地域包括会議第8回をお伝えします。

前回の会議で在宅、運動教室、健康診断、教育入院は3者で協力してできそうとの意見で一致しました。今回はこれらを更に具体化して考えます。

 

まず、健康診断について話し合いました。
地域包括支援センターから、ファミリー健診と銘打って子供から大人までファミリーを包括的に健診に巻き込んでいくのはどうかと提案がありました。これは面白そうです。
現在、実際に笠間市で行われている健診内容と全く同じでは意味がないので、現時点で行われている健診内容は何か?という議論になりました。しかし、保健センターも病院事務も内容までは即答できず。次回までに各部署で笠間市の健診の現状をまとめてくることになりました。また、各部署の皆さんは医学的に推奨される健診項目に興味があるようで、医学的な健診推奨について稲葉が次回までにまとめてくることになりました。
次回は、その現状や推奨を元に、健診の対象から漏れている人、うまく健診でアプローチ出来ていない人などを考えて、そこを重点的な対象にしてファミリー健診を作っていくことになりました。

地域包括からはもう一つ、ドクターを囲んでフリートークカフェをやったらどうかという新たな提案がありました。せっかく地域包括支援センターと保健センターと病院が一緒になるので、新病院で各部署の担当に医師を交えて一緒に市民とトークカフェをするという企画だそうです。ちょっとした相談や、困っていることなどを相談する窓口的な感じにしていきたいとのことでした。これも面白そう!現時点で新年度の体制も不透明なので、どこまで医師を参加させられるかがネックになりそうです。この企画は、もう少し新年度が近くなってから再審議することになりました。

最後に、教育入院についても話し合いました。
糖尿病患者の教育入院を市立病院で行い、退院後の食事や生活のフォローを保健センターが、高齢者の場合は地域包括支援センターも絡めてフォローを行ってはどうかという案です。教育入院自体は比較的ハードルが低そうに感じますが、今現在は市立病院で教育入院をあまり行っていないため、これは実現可能かどうかを病院内でもよく検討する必要がありそうです。院内の状況を調査し、これも次回に再度議論することになりました。

今日の話し合いはここまで。少しプロジェクトが具体化して先が見えてきたような気もしますが、各部署の実現可能性の問題もあり、まだまだ議論が必要そうです。

文責:C2 稲葉崇

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北茨城 市民向け講演報告

2017年9月2日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション

講演ポスター

今日は高橋聡子先生の、在宅医療についての市民向け講演がありました。

クイズを入れながら在宅医療とはどんなものか分かりやすく説明し、決して在宅だけが望ましいというのでなく、選択肢の一つとなることを話してくれました。自宅で過ごす希望があれば、色々な工夫ができるので、諦めないでほしいとのメッセージも。

高橋先生はつくば家庭医・病院総合医プログラムを修了して、この4月から北茨城市民病院附属家庭医療センターのセンター長として、診療や診療所の切り盛りにも、後輩専攻医の指導にも、元気に楽しそうに活躍しています。

講演の様子

今日の講演会は、家庭医療センターの隣に開設された、北茨城市コミュニティケア総合センター“元気ステーション”の村田センター長が、これからは地域の助け合いがとても大切になることを、北茨城地域自立支援センターの鈴木理学療法士が自分でできる痛み予防のからだ作りの話をしてくださいました。

家庭医療センターは、元気ステーションとも連携し、地域づくりにも積極的に取り組んでいます。

(投稿:筑波大学北茨城地域医療教育ステーション/北茨城市民病院附属家庭医療センター 横谷省治)

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大学総合診療科での研修を終えて

2017年8月31日テーマ:筑波総合診療グループ, 大学

研修修了証を手に,前野先生と.

筑波大学初期研修医1年の平井健太と申します。
2017年7月から8月にかけて1.5ヶ月間、総合診療科で研修致しましたのでご報告させていただきます。

総合診療科では外来診療を経験させていただきました。先生方の手厚いご指導のもと、じっくり患者様と向き合うことで、医学知識の向上はもちろんのこと、医療面接の技法、患者様との信頼関係の築き方を学ぶことができました。

また、患者様の症状を生物学的な視点でとらえるだけでなく、心理・社会的な部分にも目をむけ、広い視野で様々な側面からアプローチすることの大切さを学び、実践することができました。

さらに、毎週末に先生方と振り返りの時間を設けていただいたことで、自分を見つめ直し、日々向上心と成長を感じながら診察に携わることができました。

この総合診療科での貴重な経験を活かし、今後の研修生活も励みたいと思います。熱心なご指導をいただき、誠にありがとうございました。

筑波大学附属病院
初期研修医1年  平井健太

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日本医学教育学会大会 参加報告

2017年8月20日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座

シムリンピック会場にて(筆者,中央)

2017年8月17日~20日に札幌で行われた第49回日本医学教育学会大会の以下のイベントにタスクあるいは主発表者として参加してきました。

8月17日
①プレコングレスワークショップ 医学教育専門家制度におけるポートフォリオ作成ワークショップ タスク

8月18日
②ポスター発表 地域包括ケアの場における職種理解を評価するScript Concordance Test(SCT)の開発と分析

8月19日
③シンポジウム 地域包括ケア時代における人材育成:専門職連携教育の現状と課題 座長
④口演発表 医師・看護師は保健医療福祉専門職の役割をどの程度認識しているか? −医師・看護師の役割認識の比較−

8月20日
⑤医学教育学会 シムリンピック 評価者 兼 SP

また、WHOに在籍し現在シドニーで活躍されているJill先生の連携教育の口演や工夫された教育実践(挫折を経験させる教育など)の発表もいくつか拝聴することもでき、とても刺激を受けました。

本学会を通じて地域包括ケアに関わる総合診療医の役割は非常に大きくなっていくこと、その点において③のシンポジウムで浮き彫りになった「地域の未分化で不確実性の高い問題を多くの職種と連携を取りながら取り組んでいくために必要な分析能力を育むためにいかに教育を体系化し、それを卒前~卒後、生涯教育に組み込んでいくか?」という課題は、医学教育専門家と総合診療医が協働して学術的に明らかにしていく必要があることを実感しました。

また、シムリンピックと称されるシミュレーションを使った教育と競技要素を統合したイベントに今回初めて参加し、連携能力を医学生から学ぶきっかけとなるべく多職種連携を学ぶための事例を開発し、9チームの医学生に実践してもらいました。高額なシミュレーションの機械ではなく、Simulated Professionalsという発想をもとに、医学生だけで連携能力を評価する新しい教育方法は多くの大学教員に絶賛され、参加した医学生の感想を聞いても実践的で他職種の役割を意識するよい機会になったとの声が聞かれたことは大きな自信になりました。

今回ポスター発表と講演、シンポジウムの座長、ワークショップのタスク、シミュレーション教育に携わることで、様々な分野の有識者と関係を作ることができたのも大きな収穫でした。

改めて、総合診療医が教育をテーマにリサーチを進めていくうえで、地域包括ケアや多職種連携は非常に重要な領域であり、総合診療医こそがこの領域の研究を発信していく必然性を実感できる良い機会になりました。

筑波大学総合診療グループ 春田淳志

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笠間市での地域包括会議の取り組み 第7回

2017年8月22日テーマ:筑波総合診療グループ, 笠間

笠間での地域包括会議第7回をお伝えします。

 

前回の会議で具体案が出始めましたが、論点が定まらなかったり、市民の健康作りをしていくというこの会議の目的を見失った議論も少しあったりしたように思えたので、今回は本題に入る前に、このプロジェクトの経緯、目標、めざすところを再確認することから始めました。

 

〇2018年4月に新病院が完成するのに際して、地域包括支援センターと保健センターと病院が一緒になることになった。そこで、この3者で何か新しいことができないかということでこの会議が始まった。

〇大きな目標としては、笠間市は健康都市宣言をしており、それに沿う形で地域の健康作りをしていく

〇医療・保健・福祉の3つが重なってできることをやっていく。

 

ここまでの再確認で、この会議は笠間市の未来のために意義があり、医療保健福祉がそれぞれ力の出しあえるプロジェクトについてなるようなプロジェクトをつくることが共通の理解基盤であることが確認できました。その後、もう少し議論したい人がいそうだなーと思ったので、2グループに分けてのディスカッションに移行しました。

 

〇医療・保健・福祉の3つが重なる部分というのが、目標なのか具体案なのか何なのかが少しわかりにくい。

〇この会議で目指すところが大きいと実現が難しいのではないかと感じていた。

〇それぞれの部署の単独の仕事がそもそも詰め切れていないところが、この会議が進まない要因かもしれない。

 

なかなか全体会議だけだと出てこない本音が、グループディスカッションにしたことで出てきました。

 

その後、本題に移りました。

前回の会議で様々な具体案が出始めましたが、今回は具体案をリストアップし、実現可能なものとそうでないもの、この会議でやるべきこととそうでないものを整理し、優先順位付けをしていく作業を行いました。前回出た具体案は以下の7つでした。

 

  • 在宅ケアの推進
  • 在宅医療・介護連携
  • 介護予防のための運動教室等
  • アンチエイジング
  • 地域医療機関連携
  • かさま健康診断
  • 教育入院

 

これを、再び2グループに分けてディスカッションをし、病院・保健センター・地域包括の3者で協力してできそうなものはどれかを話し合いました。

すると、在宅、運動教室、健康診断、教育入院は3者で協力してできそうとの意見で一致しました。さらに、この4案を深めて議論していくことになりました。それ以外の案も引き続き継続的に検討していくことになりました。

 

次回は、これらの案をさらに具体化していきます。

今回、全員でこの会議の目的を再確認したことで、論点が散乱しにくくなったと感じました。また、2グループに分けたことで、より意見が出やすくなったと感じました。次回以降も効果的にグループディスカッションを取り入れていきたいと感じました。

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夏期セミナー「職種の一歩先へ!想いをつなぐ多職種連携」

2017年8月10日テーマ:筑波総合診療グループ, 笠間

先日行われた学生・研修医のための家庭医療学夏期セミナー@長浜に、全員参加の特別企画の講師として参加してきました。

今回は、以前「つくセミ」(総合診療 ★ 家庭医療全国公開セミナー in Tsukuba)に来てくれたことのある学生スタッフさんが多職種連携のワークショップを覚えていてくれたようで、ありがたいことに直接依頼をいただきました。

「多職種連携について、多職種を講師として、200人のワークショップ形式で」という無茶ぶりに近いお題に対し、5か月前に私が働く笠間市で医師、訪問看護師、PT、OT、ST、薬剤師、ケアマネジャーからなるチームを結成しました(大学にいる後藤さんもPTとして参加してくれました)。そこから、どうしたら学生さんに楽しんでもらえるか、連携するという事に対して考えてもらえるかを、セミナー運営スタッフとの打ち合わせとも並行して何度も議論を重ねました。

グループワークの様子

そして本番、スタッフも合わると200人の学生さんが目の前に座っている光景は圧巻でした!

企画の内容は、「娘の結婚式で花束を立って受け取りたい」という希望のある入院中の末期がんを抱えた男性に対し、専門職がそれぞれどの様な事が出来るか、どの様に協力するか、を皆で考えてもらうというものでした。始めは?が顔に浮かんでいた学生さん達でしたが、各職種のことを知るためのグループワークを行った後から表情が生き生きとし始め、熱心にディスカッションに参加していました。

後藤さん作の音楽入りスライドショーは皆の涙を誘いました

最後の振り返りの内容も素晴らしく、学生さんのパワーを強く感じると共に、学生時代からの専門職連携教育の重要性を実感しました。後の懇親会では、「各職種の生の声が聞けて良かった」、「もやもやして難しかったけど、皆で話しながら作る過程が楽しかった」、などという感想をいただきました。「限られた時間や情報、資源の中で、互いの強みを生かしながら同じ目標に向かって進むこと」を、少しですが体験してもらえたのではないかと思います。

振り返れば準備も本番もあっという間でしたが、講師の私たちも、新たな仲間と共に自分の役割について振り返ったり、他人の仕事についてより深く知ったり、本音でディスカッションしたりできた良い機会でした。そして何より、始めはとても不安でしたが、とりあえずやってみる事、皆で知恵を振り絞れば何とかなるなーという事を実感しています。

お約束ですが、終了後飲みに行った長浜地ビールのおいしかったこと!!

TEAM笠間のみなさん

講師を快く引き受けてくれ、遠く長浜まで来てくれたTeam笠間の皆さん(中には家族旅行にして一家で来てくれた人も~)、企画担当の学生さんやその他スタッフの皆さん、そして参加者の皆さん、本当にありがとうございました。

今年の夏期セミナーはとても楽しかったです。

笠間市立病院/筑波大学総合診療グループ 山本由布

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第3回つぽたの(つくば式ポートフォリオを100倍楽しむ方法)お知らせ

2017年8月14日テーマ:筑波総合診療グループ

いつもお世話になっております、シニアレジデントの坂倉です。

来たる9月9日(土)に、第3回 つぽたの(つくば式ポートフォリオを100倍楽しむ方法)を開催します!!
毎回好評のつぽたの企画、今年も新しい取り組みを取り入れつつ、盛り上げていきたいと思います。

なんと、今回は、C2 稲葉先生による特別企画が入り、日常業務や自己学習に役立つデバイス・アプリのランチョンレクチャーを予定しています!
また、指導医枠として今回は宮澤先生がポートフォリオを共有してくださいます!

たくさんの参加をお待ちしています!
下記、詳細です。

**第3回 つぽたの企画 **

目的:後期研修医が日々の研修を通じて作成したポートフォリオ(PF)を用いて振り返りを共有し、日々の臨床につながる新しい学びを得る。

日時:2017年9月9日(土)10時~18時

場所:レンタルルーム ウィンザー (つくば市上ノ室1985-1 インテリアショップ九重2F)
http://kokonoe.co/?page_id=583

参加費:参加費は一人2000円程度を予定(参加費・飲食代として)

昼食はこちらでご用意させていただきます

参加対象:後期研修医、指導医 PFに興味がある方

内容 :レジデント8名のPF発表、ランチョンレクチャー(稲葉先生)

タイムテーブル:

10:00 開場・準備
10:30 イントロ (高橋先生)
10:45 アイスブレイク:家庭医療かるた 30分
11:15 PF①
11:45 PF②
12:15 PF③
12:45 昼休憩・昼食準備
13:10 ランチョン(特別企画「すべてみせます、稲葉のデバイス(仮)」 by稲葉先生) 40分
13:50 休憩
14:15 PF④
14:45 PF⑤
15:15 PF⑥
15:45 休憩
16:00 PF⑦
16:30 PF⑧
17:00 振り返り・総括
17:30 終了
18:00 完全撤収

****************

興味のある方はぜひ、8月25日(金)までに
soshin●(←@に変更してください)md.tsukuba.ac.jp  までご連絡ください。

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夏期セミナー「ひとまずやろうぜ!診療所救急」

2017年8月8日テーマ:筑波総合診療グループ

今年も恒例の日本プライマリ・ケア連合学会主催『学生・研修医のための家庭医療学夏期セミナー』の季節がやってきました。
今回は滋賀県長浜市の長浜ロイヤルホテルで8/5(土)から8/7(月)までの3日間に渡り行われました。
私は8/6(日)夜の懇親会および8/7(月)のセッションに参加しましたので、その様子をお届けします。

懇親会はホテルの大広間で一面に青ビニールシートを敷き詰め、自由に座り込みながら酒缶とお菓子類を思い思いに口に運ぶというスタイルでした。21時半〜24時という遅い時間の催しでしたが、学生・研修医の総参加人数が250人ということもあり、若さと熱気に溢れた雰囲気がとても印象的でした。個人的には私の学生時代も含めてこういったセミナーに参加するのは初めてのことでしたので、参加している学生達とお酒を交わしつつ色々な話をするのはとても新鮮でした。主にこれからの総合診療の行く末や家庭医療に関して意見を交わしましたが、学年に見合わないような老成した考え方と有り余る熱意に当てられて、いつもよりお酒が回るのが早かった気がします(笑)優秀な学生ばかりで、触発されたと同時にこいつはうかうかしていられないと感じました。

日付が変わって8/7(月)9時からが私にとっては本番です。今回筑波大学総合診療グループが催すのは「ひとまずやろうぜ!診療所救急」。人員や検査機器の少ない診療所において救急患者の初期対応をいかに行っていくか、を学生に体験してもらうセッションです。具体的には3つのシナリオを基に学生は3人ずつのグループに分かれます。そして医者・患者・観察者をシナリオ毎に交互にこなしながら、初期評価のプロトコルに従って病院への搬送までを行います。私は他のつくば総診の先生とともにファシリテーター役で参加しました。ホテルの小規模な宴会場で行い、学生・研修医の参加人数は17人でした。当初想定していたよりも学生達の飲み込みが早く、皆自信を持って模擬診療を出来ていて、改めて参加する学生達のレベルの高さに驚きました。セッションは特段のトラブルが起きることなく終了し、幸いなことに学生達からの評判も良かったとのことです。セミナー初参加の私も貴重な経験をすることができ、大変有意義な時間を過ごせて満足でした。何事も足を踏み出せば良いことがあるものですね。次回のセミナーにも企画も含めて積極的に参加したいと思いました。

文責:S1 宮本 卓

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雨引小学校での健康教育授業

2017年8月7日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション

レクチャーの様子

シニアレジデントの坂倉@大和クリニックです。
クリニックの診療圏内にある雨引小学校で、6年生を対象に健康教育の出前授業をさせていただきましたのでご報告します。

今回のテーマは、「薬物乱用防止」。レクチャーとグループワークを織り交ぜ、計45分の授業でした。当初は緊張もありましたが、始まってみると子供たちの生き生きした眼差しや積極的な発言にこちらが引き込まれてしまうくらいで、緊張もいつしか吹き飛び子供たちの笑顔に背中を押されながらあっという間の45分間でした。

グループワークの様子

グループワークの様子2

前半のレクチャーではパワーポイントを使って、ドラッグの定義や心と体への影響について、幻覚、依存、フラッシュバッグなどの用語を説明し、後半のグループワークでは、「ドラッグを断ろう!」をテーマに児童にセリフを考えてもらい、ロールプレイ形式でドラッグの誘いを断る練習をしました。担任の先生が、ドラッグを誘う不審者に扮して熱演してくださり、児童への熱い思いを感じました。

配布した健康教育だより

今回は担任の先生、養護教諭の先生、クリニック院長の木村先生と看護師さんにも協力いただき、準備段階で意見をいただいたり、当日のグループワークの進行やロールプレイを手伝っていただいたりしました。出前授業を通して養護教諭の先生から、普段の子供たちの様子や健康問題、健康教育のニーズについて色々と直接教えていただくことができ、貴重な経験となりました。

また、学生時代に取り組んでいた健康教育サークルの資料を引き出してきたこともあり、現在の後輩たちの活動やミーティングの様子に触れ、熱心に議論しながら授業作りをしている後輩たちの姿に背すぎが伸びる思いがし、また当時の自分たちの熱意や勢いを懐かしく思い出す機会となりました。

反省点を次に生かしつつ、出前授業を通じて地域の顔の見える関係が広がっていくといいなと願います。ますます親しみのわいた大和の地域で、残りの2ヶ月の研修に励みたいと思います。

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大森先生の記事が産経新聞・産経ニュースに載りました

2017年8月2日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 大森医院

大学総合診療科/大森医院の片岡です。
以前、このブログでもお知らせしました大森先生の記事が、7月29日の産経新聞および産経ニュースに載りました。

日本医師会赤ひげ大賞第5回受賞者 大森英俊医師
医療過疎地域の体制づくりに注力 (2017年7月29日、産経ニュースより)
http://www.sankei.com/life/news/170729/lif1707290005-n1.html

先月も、初期研修医の先生が大森医院で見学や研修をされ、地域医療の楽しさ、醍醐味を味わってこられたようです。
そして10月からは今年度の医学生の実習も本格的にスタートします。

私も、学生時代に(そして今も時々)一緒に酒を酌み交わさせていただいた一人として、
大森医院が地域とともに育んできた地域医療のお手伝いをしつつ、また多くの人にその魅力を伝えられるように頑張ります。

片岡 義裕

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出産&近況報告

2017年7月29日テーマ:筑波総合診療グループ

みなさんからの出産祝いを手に

後期研修医の孫です。5月に第2子となる女の子を無事出産しました。
現在は8月からの復職を控え、残り少ない子供と1日べったりな生活を楽しんでいます。毎日同じことの繰り返しのようでも、子供は日々大きくなり、できることが増えているのでおもしろいです。

思えば昨年度前半は、仕事と第1子の子育てに奮闘し、後半はそれに妊娠が加わり、以前のように100%仕事に全力投球できないもどかしさを感じることもありました。
そんな時に先輩の先生方から「出産や子育てを経験することは総合診療医としても糧となる。」「子育てはこれからもずっと続くから、今までと同じ働き方はできず、今後は限られた時間の中でうまくやりくりしていかないといけないよ。」とアドバイスを頂き発想を変えることができました。

周囲に迷惑をかけてしまうこともたくさんありましたが、どこの職場でも体のことや子供のことに気を遣って頂き、希望に沿うような働き方をさせてもらえたことに感謝しています。

筑波大学総合診療科にはロールモデルとなるような、子育てをしながらキャリアを積んでいる女医の先生がたくさんいるので(しかも3人の子育てをしている先生方が多いです!)、ワークライフバランスやキャリアのこと、子育ての悩みなど何でも相談できて本当に心強いです。

好きな仕事をしながら子育てもできる贅沢さを味わいつつ、今後も頑張っていきたいと思います。

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「カミス『ココ』でずっと会議」開催しました!

2017年7月25日テーマ:筑波総合診療グループ, 神栖

会議の様子

神栖地域医療教育センター・神栖済生会病院の細井です。神栖市で、在宅医療を推進するために、「カミス『ココ』でずっと会議」を開催しましたので、報告します。

神栖市は人口10万人あたりの医師数が全国でも最も少ない地域の1つである鹿行地区に位置しています。訪問診療を行っている医師数も限られており、在宅療養をしている患者さんの数は、全国平均の1/10と圧倒的に供給体制が不足しています。国策により、「病院医療から在宅医療へ」の流れが押し進められるなか、このままでは、患者さんが住み慣れたまちでいつまでも暮らし続けることができなくなる可能性が高いと考えられます。

そこで、「神栖市でずっと暮らし続けるために、少ない医療資源の中でどのようにすれば在宅医療を維持・推進できるか、そのための課題・実現可能な解決策は何かを多職種で考えていこう!」というコンセプトの下、多職種連携会議を2017年6月末に開催しました。

※カミスココくん、というゆるキャラにちなんで会議名を決定しました。

カミスココくん ©神栖市

当日は実際に地域で働く医師や、訪問看護師、ケアマネージャー、薬剤師、理学療法士/作業療法士、ソーシャルワーカー、栄養士さんなど総勢80名を超える皆さんが参加してくださいました。

内容としては、神栖市内で在宅医療を行う上での困難・課題について、ワールド・カフェ方式で話し合いました。多職種で話合うことで、様々な課題が見えてきました。
例えば、「(在宅希望の患者がいるとき)どこに相談すればいいのかわからない」「導入前の職種間の情報共有が不足している」「在宅医療の知識が不足している」「少ない医師の中で365日24時間体制は難しい」などなど。それに対する具体的な解決策についても話し合いました。

開催後のアンケートでは、「多職種で話合い、理想ではなく、この今の神栖市の状況で実現可能な解決策を考えていくのは「チーム」という一体感がある」と、とても高評価を頂けました。今後さらに運営方法をブラッシュアップしていきたいと思います。
今回の会議では、在宅医療を導入する時期に困る事について議論しました。今後は年に4回の頻度で、在宅医療の維持期や市民への啓蒙についても課題や解決策を多職種で考えていく予定です。

本事業は、神栖市からの委託事業として行っています。多職種で考えた課題、それに対する実現可能な解決策を、行政と連携して次年度以後に実際に行い、どのように多職種の考え方・働き方が変わるか、さらにそこでみえてきた課題を見つけ、改善していく。その一連の過程を、アクションリサーチという研究方法で、分析していく予定です。それぞれの職種へのインタビュー調査も随時行っていきます。

何より患者さんたちが希望の場所で長く療養できるように、少しずつでも神栖市に「変化」が起きればいいと思っています。

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北茨城市民病院附属家庭医療センターを視察してきました!

2017年7月18日テーマ:筑波総合診療グループ

C2稲葉@笠間市立病院です。

今年からプログラム評価係を仰せ付かり、レジデントの立場としてプログラム内の他施設を視察し研修内容を評価する任務を与えられました。グループ内の研修がより良いものになるように、少しでもフィードバックしていければと思っています。

先日、プログラム評価のため北茨城市民病院附属家庭医療センターを視察してきました。
私自身、北茨城に行くのは初めて。筑波からは車で1時間40分程。普段筑波から笠間まで車で通勤しているせいか、思ったよりも近い印象でした。

北茨城市民病院附属家庭医療センターは、とにかく新しく綺麗!そして設備も素晴らしい!写真を撮り忘れましたが、当直室に加え学生の宿泊部屋もあり、どちらも非常に綺麗。診察室は十分なスペースがあり、その真ん中にはプリセプター室という部屋がありました。そこでは何と、診察風景をレビューできるビデオシステムが導入されていました。レジデントは患者さんの許可をいただいて、どの診察室からでも自分の診察風景を録画することができます。このシステムを使ってのビデオレビューは、学びも大きそうです。私は同期の大澤さやか先生の診察風景をビデオで見させていただきましたが、患者さんとの距離感や、視線の配分など、非常に参考になりました。

午前は外来視察に加え、大澤さやか先生の訪問診療に同行させていただきました。
暑い中訪問件数も多くて大変でしたが、看護師との息もピッタリ合った大澤さやか先生のてきぱきとした診療が印象的でした。実は自分は同期レジデントと働いた経験が一度もなく、同期の診療を初めて見てとても刺激になりました。

午後は高橋聡子先生とともに北茨城市民病院の退院前カンファレンスに参加してきました。高橋先生もセンターの看護師さんも皆、市民病院での勤務経験があることから、市民病院側のスタッフとも顔見知りで、連携もスムーズに取れているようでした。

視察全体を通して、北茨城市民病院附属家庭医療センターはとても充実した研修環境だと感じました。笠間市立病院の研修の改善にも役立ちそうな点もいくつかあり、とても参考になりました。
1日と短い視察時間でしたが、北茨城市民病院附属家庭医療センターの皆様ありがとうございました!

 

 

文責:C2 稲葉 崇

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ノンテクニカルスキル研修 参加者募集

2017年7月16日テーマ:筑波総合診療グループ, 未来医療GP

筑波大学で開発、推進しているノンテクニカルスキル研修の一部を、保健医療福祉関係者の皆さまに全体公開することになりました。

来年度から全て有料講習になる予定ですので、もしご興味のある方がおられましたら、お早めに申込みいただければと思います。

年間予定は以下の通りです。

http://www.hosp.tsukuba.ac.jp/mirai_iryo/pdf/H29-non_technical_skill.pdf

筑波大学関係者を優先して登録するため、各回、若干名の募集となりますが、多くの方々のご参加をお待ちしております。申込先は、文末に記載しています。

<無料・自分を知る>
10月1日(日) MBTI:自分の心を理解する 【基礎編】
10月1日(日) MBTI:自分の心を理解する 【タイプダイナミクス&コミュニケーション】

<無料・人と関わる>
11月19日(日) コンフリクトマネジメント研修+交渉術

<無料・人を育てる>
12月16・17日(土・日) コーチング+人材育成(2日間)

<無料・チームを作る>
7月29日(土) チームマネジメント研修
9月3日(日) ミーティングファシリテーション研修

<無料・チームを動かす>
3月10・11日(土・日) 問題解決能力トレーニング研修(2日間)

有料・チーム医療演習>
10月9日(月・祝) TEAMS-BI 仕事の教え方
11月5日(日) TEAMS-BP 業務の改善の仕方

<研修等のお問合せ・お申込み>

筑波大学附属病院 総合臨床教育センター
総合診療医養成事業推進支援室(担当 横谷)
Tel 029-853-3339
E-mail mirai.iryo〇un.tsukuba.ac.jp(〇をアットマークに変更ください)

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日本プライマリ・ケア連合学会 基本研修ハンドブック 執筆しました

2017年7月12日テーマ:筑波総合診療グループ, 大学

執筆した書籍を手に

日本プライマリ・ケア連合学会の基本研修ハンドブック改訂2版が出版されました。
同じ筑波大学の阪本先生、春田先生、横谷先生も執筆されています。

私は、「タバコ、アルコール問題への関わり」を担当しました。
タバコとアルコールの両方の問題を学んだものとして、物質使用障害/依存症候群の考え方・アプローチの共通点と違いについて記載させていただきました。

タバコもアルコールも対策が注目を集めていますが、必要な時に適切なスキルを発揮できるよう、トレーニングの一助になれば幸いです。

筑波大学総合診療科 吉本尚

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総合診療専門医の試験対策本、執筆しました

2017年7月11日テーマ:筑波総合診療グループ, 大学, 水戸

執筆した本を手に

書籍「総合診療専門医のためのワークブック(3)専門医試験対策」が出版されました。
水戸地域医療教育センターの木下賢輔とともに、分担執筆をしましたのでご紹介します。

今回は
・プライマリ・ケアにおける自殺予防
・ニコチン依存症(喫煙)への対応
・アルコール使用障害への対応
の3つを担当しました。

総合診療医の日常診療の中で、これらの問題を持つ患者さんに接することは多いですが、これらの問題を解決するために自ら相談しに来られる方は、そんなに多くありません。
別の訴えで来られた方の背景にあるこれらの問題を意識しておかないと、ケアが不十分になりがちな領域です。

試験対策という意味でも、日常診療の抜け漏れチェックという意味でも、お手に取ってお読みいただければうれしいです。

筑波大学総診診療科 吉本尚

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雑誌「治療」7月号“複雑困難事例集” 刊行されました!

2017年7月10日テーマ:筑波総合診療グループ

刊行された雑誌を手に(筆者)

川崎セツルメント診療所の高木です。

『事実は、小説よりも奇なり』

このたび、雑誌の編集をする機会をいただきましたので、宣伝です。
特集内容は「複雑困難事例集」。

全国のさまざまなプライマリ・ケアの現場で、遭遇している複雑困難な事例をたくさんの方に協力してもらい刊行しました。私は総論パートを仰せつかり、さらに筑波総診グループからは、久野先生、山本先生、鈴木諭先生、廣瀬由美先生らにご協力いただきました。

ひとつひとつの内容は知識のブラッシュアップにもなりますが、何より「自分と同じようにプライマリ・ケアの現場で頑張っている仲間がこんなにいるんだ」という勇気、ある種の感動さえ感じられます。

・・・暑い日が続いておりますが、こちらもずいぶんアツい内容になってます!是非、お手に取ってご覧ください。

治療 2017年7月 Vol.99 No.7「複雑困難事例集」(http://www.nanzando.com/journals/chiryo/909907.php

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