指導医が病棟研修に行ってみました
2021年3月13日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 笠間, 大森医院, 霞ヶ浦医療センター
(ソーシャルディスタンス記念写真その1 栗原先生と)
(ソーシャルディスタンス記念写真その2 稲葉先生・坂倉先生と)
こんどの4月から7年ぶりに病院に勤務することとなり、主に担当するのは外来と在宅の予定ですが、しばらく診療所での勤務が続いていたために病院の業務を忘れているのではないか、と漠然とした不安を抱いていました。そこで、グループの先輩後輩にお願いして勤務先に似た規模の病院で病棟研修をさせていただくこととしました。
2月25日午後は3年前まで現診療所で一緒に働いていた先輩の栗原先生に霞ヶ浦医療センターの病棟業務を見学させていただきました。COVID対応でたびたび病棟の編成が変更されているとのことで最前線の苦労がしのばれました。現在「一人総合診療科」として奮闘している中、神経内科のお二人の先生と合同回診をされて共闘体制をとられているのが印象的でした。
3月4日午後は頼れる後輩の稲葉先生にお願いして、笠間市立病院で研修させていただきました。病院は平成30年に複合施設「地域医療センターかさま」の中に移転オープンしたばかりで、ケアプランセンターや訪問看護ステーションだけでなく病児保育まで併設された、地域医療における連携の理想を形にしたような施設でした。まずは事務長様に施設内をご案内いただき、その後は研修用IDをお借りしてひたすら点滴オーダーや入院時指示といったマニュアル本にも載っていないような日常業務内容を閲覧させていただきました。この日お会いできた稲葉先生と坂倉先生、お二人とも沢山のスタッフから声をかけられていて、相談しやすい職場の雰囲気が印象的でした。
2日間の病棟研修を通して、少し遠い記憶になりかけていた病院業務を相当思い出すことができ、漠然とした不安がかなり解消されました。どこで働くことになっても、同門の先輩後輩の存在はありがたいなと改めて感じる出来事でした。
2011年修了 家庭医療専門医・指導医 宮澤 麻子