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筑波大学附属病院総合診療グループ ブログ

医学教育学会で2演題の発表をしてきました

2019年8月12日テーマ:筑波総合診療グループ

2019/7/26-27に京都で行われた第51回日本医学教育学会大会に参加してきました。

今回私は2つの演題を発表してきました。

①二重プロセス理論を基盤にした臨床推論テストの開発と検証

現在筑波大学の学生や、専攻医に対して我々が行っている2種類の臨床推論能力テスト「Puzzle test」「Key Feature Problem」の妥当性検証に関する内容を発表しました。テストの妥当性検証の経験が全くなく、春田先生にご指導いただきながら慣れない統計解析なども行い、何とか形にして発表できました。医学教育の専門家が集まる中で発表することもプレッシャーでしたし、今まで症例発表や活動報告発表がほとんどでしたので、結構負担感がありました。研究結果をわかりやすくスライドにすることも思った以上に難しく、スライド作成に苦労しましたが、最終的にはわかりやすいスライドにまとめることができたと思います。非常に良い経験になりました。

 

②在宅医療におけるシミュレーション教育の開発

前野先生を中心に開発を行った在宅医療のシミュレーション教育の開発内容をまとめ、発表しました。この教育プログラムは、実際に在宅環境を再現した施設で模擬患者の診察を行い、在宅医療のスキルを学んでもらうプログラムです。在宅看取りのがん患者の症例、コントロール不良の糖尿病寝たきり患者の症例シナリオ2例を通じて、オピオイド導入時の説明や家族への声掛け、医療者と家族の認識のズレなどを学び、シナリオ後にフィードバックを行っています。今回の学会では在宅医療におけるシミュレーション教育の発表は他になく、在宅医療のニーズも高まっている中で、今後の発展が期待される新たな分野かと思います。今後も継続的にプログラムを行っていきたいと思います。

今回、2演題の口演発表も久しぶりで、学会中は結構バタバタしました。その分、終わった後の達成感も非常に大きく、学びも多い学会になりました。医学教育の分野で更に研鑽を積んでいきたいと思います。

 

文責:稲葉 崇(笠間市立病院&筑波大学附属病院)

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