山形医学生勉強会のご報告
2018年12月7日テーマ:筑波総合診療グループ
大森医院/ひたち太田家庭医療診療所で研修中の後期研修医2年 橋本恵太郎です。
11月24日から25日にかけて山形大学で東北の医学生と勉強会をしてきたのでご報告します。
水戸協同病院総合診療科チーフの長崎一哉先生と、医学生を対象に臨床推論をテーマに勉強会を開きました。
24日は病歴聴取レクチャーやケースカンファレンス、25日は身体診察のレクチャーと練習を行いました。初日の夜にはクイズ大会つきの懇親会も行いました。
山形大学で開催できたのは、山形大学出身の先生から後輩に声をかけてもらい、山形大学生が協力してくれたおかげです。
山形大学医学部学年メーリングリストやSNSで参加を募ったところ、山形大学、東北大学、弘前大学などから13名もの学生が参加してくれました。
5~6年生を主として、2年生から6年生まで幅広い層が参加してくれました。
今回扱った内容は「普段聴きたいとおもっても聴けなかった話だった」とのことで、皆さん熱心に参加してくれました。
総合診療科については学生の皆さんはなかなか聴く機会がないとのことでした。
臨床推論を話したいこちらと聴きたいあちらで、需要と供給がばっちり一致した状態で、夢のような二日間でした。
ケースカンファレンスや身体診察練習も適当に行うのではなく、例えばケースカンファレンスではプロブレム整理、症例サマライズ、鑑別診断、そして次のアクションを考えるという型を紹介してから、実践してもらうようにしました。
身体診察も解剖やメカニズム、手技の手順・注意点を話し、やってみせてから一人ひとりに手取り足取り教える方式をとりました。皆さんとても楽しそうでした。
色々書かせていただきましたが、今回の勉強会は「ただの思いつき」です。
深い考えもなく突っ込んできましたが、手応えばかりが残った、たくさんの貴重な出会いのあった有意義な会となりました。
またこうした活動を続けていきたいとおもいます。