筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

北茨城市民病院附属家庭医療センターを視察してきました!

2017年7月18日テーマ:筑波総合診療グループ

C2稲葉@笠間市立病院です。

今年からプログラム評価係を仰せ付かり、レジデントの立場としてプログラム内の他施設を視察し研修内容を評価する任務を与えられました。グループ内の研修がより良いものになるように、少しでもフィードバックしていければと思っています。

先日、プログラム評価のため北茨城市民病院附属家庭医療センターを視察してきました。
私自身、北茨城に行くのは初めて。筑波からは車で1時間40分程。普段筑波から笠間まで車で通勤しているせいか、思ったよりも近い印象でした。

北茨城市民病院附属家庭医療センターは、とにかく新しく綺麗!そして設備も素晴らしい!写真を撮り忘れましたが、当直室に加え学生の宿泊部屋もあり、どちらも非常に綺麗。診察室は十分なスペースがあり、その真ん中にはプリセプター室という部屋がありました。そこでは何と、診察風景をレビューできるビデオシステムが導入されていました。レジデントは患者さんの許可をいただいて、どの診察室からでも自分の診察風景を録画することができます。このシステムを使ってのビデオレビューは、学びも大きそうです。私は同期の大澤さやか先生の診察風景をビデオで見させていただきましたが、患者さんとの距離感や、視線の配分など、非常に参考になりました。

午前は外来視察に加え、大澤さやか先生の訪問診療に同行させていただきました。
暑い中訪問件数も多くて大変でしたが、看護師との息もピッタリ合った大澤さやか先生のてきぱきとした診療が印象的でした。実は自分は同期レジデントと働いた経験が一度もなく、同期の診療を初めて見てとても刺激になりました。

午後は高橋聡子先生とともに北茨城市民病院の退院前カンファレンスに参加してきました。高橋先生もセンターの看護師さんも皆、市民病院での勤務経験があることから、市民病院側のスタッフとも顔見知りで、連携もスムーズに取れているようでした。

視察全体を通して、北茨城市民病院附属家庭医療センターはとても充実した研修環境だと感じました。笠間市立病院の研修の改善にも役立ちそうな点もいくつかあり、とても参考になりました。
1日と短い視察時間でしたが、北茨城市民病院附属家庭医療センターの皆様ありがとうございました!

 

 

文責:C2 稲葉 崇