筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

【祝・論文パブリッシュ!】看護師の本人・家族の延命治療の希望に対する影響

2016年1月13日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP

論文がパブリッシュされました!

現在は日本大学にいらっしゃる釋文雄先生が、看護師を対象として、自分・そして家族が末期の状態になった場合の延命治療に対し、がんのケースと、がん以外のケースについてそれを希望するかどうかのリサーチを行い、その研究成果が論文としてAmerican Journal of Hospice & Palliative Medicine (IF1.383)に掲載されました!


 

The Effect of Providing Life Support on Nurses’ Decision Making Regarding Life Support for Themselves and Family Members in Japan.

Am J Hosp Palliat Care. 2016 Jan 5.

Fumio Shaku,Madoka Tsutsumi


 

本研究は、看護師の、患者や家族の死が、自分や家族の延命治療のディシジョンメイキングに影響するかどうかの、初めての報告になるものです。

看護師の年齢で層別化し、患者の死の経験数(10名以上、10名未満)と延命治療を希望するかしないか、について検討しました。
本研究は、釋先生が筑波大にいらした2014年の2月に、私も岩手の病院にアンケートのお願いいいったり、解析を中心に関わらせていただき、とても勉強になりました。ありがとうございました!

論文として世の中に出す、これには本当にスピード感と集中力と実行力が必要だと思いますが、釋先生は今年だけで何本もお出しになっていて、本当に本当に素晴らしいと思います。見習わなくては!
論文はこちらからご覧頂けます。

http://ajh.sagepub.com/content/early/2016/01/04/1049909115624655?papetoc

 

(スタッフ 堤円香)