健康教室で北茨城防衛軍!
2015年10月2日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP
さる7月17日、北茨城市民病院および附属家庭医療センターで研修中のレジデント斎藤剛先生と一緒に、北茨城市関本公民館で住民向けの健康教室を開催してきました。
斎藤先生は、元救急隊員である公民館長さんの熱い要望をうけて打ち合わせをしたり、家庭医療センターのカンファレンスの後に私と流れの確認や作業分担をしたりと、多忙な病院業務の合間に準備をがんばりました。当日は猛暑の中、29名が集まってくださいました。扇風機フル稼働と窓全開でお茶を配りながらという環境にもかかわらず、皆さん熱心に話を聞いてワークにも積極的に取り組んでくださいました。頭痛や胸痛の緊急対応から生活習慣病の予防まで盛りだくさんの内容でしたが、質問だけでなく「自分はウォーキングを毎日している」といった自発的なコメントが出るなど盛り上がった120分でした。斎藤先生の考えた「皆さんが北茨城の健康防衛軍」=今日知ったことを周りの人にも教えてみんなで自分の体を自分で守ろう、というこの日の最大のメッセージも強いインパクトで伝わった様子でした。
そして公民館スタッフ2名、市民病院および家庭医療センタースタッフ4名を合わせた35名全員に斎藤先生が名前を手書きした北茨城防衛軍の認定証を渡して終了となりました。8月の市報にもこの健康教室の様子が掲載され、認定証のことが書かれていました。後日、家庭医療センターの事務室にはスタッフがもらった1枚が飾られていて、喜んでもらえた様子が伝わってきました。斎藤先生はこれを機に、市民病院の他大学からの若手医師もこういった活動を是非やった方がいいと声掛けをしてくれたので、ヘルスプロモーションの輪がこれからも拡がっていきそうです。
北茨城市民病院附属家庭医療センター 宮澤 麻子