筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

第5回つくセミ報告【第2弾】

2018年11月26日テーマ:筑波総合診療グループ

11月17日に行われたつくセミのセッション内容についてご報告します!

セッション2 総合診療医の実像に迫る!

ディスカッションの様子

このセッションでは、現役の総合診療医が、普段どんなところで、どんな仕事をしているかについてレクチャーをした後、参加者の方が思っている総合診療や総合診療医のキャリアについての疑問をグループに分かれて講師とともに話し合いました。

アンケートでは、「将来の働き方について、具体的なイメージが湧いた」「全領域診ることが大変そうというイメージは少し壊れた」といった感想をいただきました。ディスカッションではみなさん時間が足りないと感じるほど熱心に議論してくださいました。

片岡義裕

セッション3 学校では教えてくれない! ~介護にまつわるおカネの話~

ケアプラン作成の様子

学校では教えてくれない!~介護にまつわるお金の話~ の講師として参加しました。
今回は愛美園在宅ケアセンターのケアマネージャーさんと準備をすすめていました。

セッションでは、介護保険の仕組みや受けられるサービスの内容をレクチャーした後、皆さんにケアプランを作成してもらいました。

『家族の負担を減らすためにデイサービスでオムツ交換をしてもらう日を作ろう』、『本人が車椅子で過ごしやすいように、玄関にスロープを作ろう』など、グループによって様々なプランが出来上がっていました。介護保険で補える限度額の中で、患者さんの生活背景や想いを考慮していく作業には苦戦していました。

私も最近、大和クリニックで訪問診療をしていて、日常生活とお金と病気を関連させて考える機会が増えました。私自身も、今回のセッションを準備することで、とても勉強になりました。今後も何かの機会で学生さんに伝えていければと思います。

倉田房子

セッション5 地域診断、地域の人が幸せになるために考え行動しよう!

ディスカッションの様子

北茨城市を対象フィールドに地域診断ワークショップを行いました。
参加者の方々には今回のワークショップを通じて、なぜ地域を診るのか、そして地域を診るとはどういうことかについて理解を深めていただけたのではないかと思います。

今回は、北茨城市の行政職の方や一般住民の方にオブザーバーとしてお越しいただき、地域を知る上で重要な住民の生の声を聞かせて頂きました。
参加者それぞれが地域について思いを馳せ、会場はあたたかい雰囲気に包まれた素敵な空間となりました。

「やっぱり地域って面白い!」

それを再認識したひと時でした!

川田尚吾