「ひとびとの健康を支えるオールラウンダー」をめざして

筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

プレコンセプションケアセミナーに登壇させて頂きました

2022年5月2日テーマ:筑波総合診療グループ, 未来医療GP

大学総合診療科&笠間市立病院の稲葉です。

皆様はプレコンセプションケアという言葉はご存じでしょうか。プレコンセンプションケアとは、「妊娠する前の段階から自身の健康をケアすること」を意味します。将来の妊娠に備えての健康維持、そして妊娠や出産の正しい知識を備えておくことも含んでいます。産婦人科を中心に少しずつ啓発活動が進んで来てはいますが、日本ではまだ浸透が不十分な状況です。また、我々プライマリ・ケア医もプレコンセプションケアに取り組んでいくことが非常に重要ですが、まだ馴染みが無い先生が多いかと思います。

笠間市立病院では、2019年に全国で初めて自治体の助成を受けた、そして全国で初めて総合診療医が行うプレコンセプションケア外来を開設しました。COVID-19の影響で思うように活動できていない部分もありますが、地域医療の中で地道にプレコンセプションケア外来を継続しています。

今回は、プレコンセプションケアの分野を日本でリードしている成育医療センターのプレコンセプションケアセンターの先生方にお声がけ頂き、第7回プレコンセプションケア・オープンセミナーで笠間市のプレコンセプションケアの取り組みを発表する機会を頂きました。2019年に外来を開設するに当たって成育医療センターのプレコンセプションケアセンターを見学させていただき、その時に直接教えていただいたノウハウが笠間市立病院のプレコンセプションケア外来の基礎になっています。まさにお師匠様とも言うべき成育医療センターの先生方に講演の機会を頂けて、本当に感動でした。

下記URLに当日のセミナーの様子がYouTubeにアップロードされておりますので、他の演者の先生も含めまして是非ご覧ください。

https://www.ncchd.go.jp/hospital/about/section/preconception/pcc_report/220217.html

小さな公的病院である笠間市立病院の強みを活かした活動で、これからの時代に更に必要になってくる活動だと思っています。今後もプレコンセプションケアが地域に根差した概念になるよう、引き続き頑張りたいと思います。

(文責:稲葉 崇)

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