レジデント研究支援活動!
2018年6月30日テーマ:筑波総合診療グループ, 地域医療教育学講座, 大学
(研究支援チームとレジデントのみなさん)
後期研修医は、研究のポートフォリオを作成することが必要ですが、すべての研修医が一から研究を行うのは難しく、当グループでも研究支援体制が課題になっていました。
そこで昨年発足したのが、レジデント研究支援チーム(指導医3名+後藤)です。
主に指導側が研究計画や倫理申請を行い、レジデント(昨年度は5名)にはアンケート用紙の作成や配布、データ入力など研究に周辺参加してもらいました。そして、データ解析後はそれぞれ担任を決め、学会発表に向けた抄録やスライドの作成を指導してきました。
最初のミーティングでは何がなんだか??という表情のレジデントでしたが、先日の学会(日本プライマリ・ケア連合学会学術大会@津)では堂々と発表してくれました!
学会発表後レジデントからは、
“皆さんと共同で作業・ディスカッションしながら進められたことはとても心強かったです。”
“担任を決めて相談相手が明確だったため、精神面で助けられた面もありました。また、抄録の作成登録や発表のスライド作りなど要所要所で複数の先生方からも意見をもらうことで、安心感もありました。”
“今後はResearch Questionを出す段階から研究に携わっていきたい、と思っています。”
“勉強不足、確認不足で答えられなかった質問があったのはやや心残りですが、3年ぶりに学会で発表できてうれしく、達成感を味わえました。”
という感想をいただきました。
指導側としてまだまだ課題はありますが、発表を終えたレジデントの表情をみて、大きな感動とちょっとした達成感がありました。
今年度のレジデント研究支援はすでに動き出しています。これからも指導医、レジデントと楽しみながら研究支援を行っていきたいと思います!
最後に、今回調査にご協力いただきました関連施設の皆様に深くお礼申し上げます。
後藤亮平