筑波大学附属病院総合診療科 ブログ

業務改善の講習を受けました

2016年6月6日テーマ:筑波総合診療グループ, ステーション

後期研修医3年目の久野です。
私は今、桜川市にある大和クリニックという診療所で在宅研修を行っています。多職種で業務に取り組む中、業務の改善をどうやって行っていけばいいか学びたいと思い、今回TEAMS-BP※を受講しました。

今回の講習で一番印象に残ったことは、業務の中でのムダに「気付く」ことがいかに重要かということでした。普段何気なく行っている診療業務を客観的な指標を用いて、細かく分けていくと「何でいつもこうやっていたんだろう?これってもしかして、もっと良い方法があるのかもしれない」と思わぬ発見がいくつもありました。

特にTEAMS-BPの第3段階で、業務の各行程を「取り去る」「結合する」「組み替える」という指標で見直し、整理していくことは、誰にでも分かる明確な改善方法だなと感じました。
今後は、日々の研修の中で今回の受講で学んだことを1つでも取り入れ、効率的で質の高い在宅ケアを行えるよう多職種で協力していきたいと思います。

チーフ1年 久野遥加

※:TEAMS-BP(Training for Effective and Efficient Action in Medical Service – Better Process)とは、企業における業務改善のために開発されたTWI(Training Within Industry)を医療業界に取り入れるため、筑波大学附属病院 総合診療グループが中心となり開発したプログラムの一つです。