「ひとびとの健康を支えるオールラウンダー」をめざして

筑波大学付属病院 総合診療科

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診療科概要

名称 筑波大学附属病院 総合診療科
所在地 茨城県つくば市天久保2-1-1
連絡先 029-853-3189(研究室秘書席)
外来受診についてはこちらをご覧ください
責任者 前野 哲博
所属医師数 スタッフ11名、レジデント2名

附属病院総合診療科

診療内容

総合外来

紹介状を持たずに受診した新患患者、特定の臓器別診療科の明確でない新患患者とそのフォローを中心とした診療を行っています。また、禁煙外来、漢方外来を開設しています。

緩和ケア

緩和ケアに関するコンサルトチームとして、毎日の回診と週2回の外来を中心に活動し、アセスメント及び方針の決定・変更、主治医チームへの助言を行っています。

新患患者数 再来患者数
320名/年 3,300名/年

特徴

大学病院の総合診療科を受診する患者さんは、これまで数カ所の病院を回っても診断がつかなかったケースも多く、複雑な問題を抱えている難しい患者さんの割合が多い印象があります。マネジメントにおいても、心理社会的問題が背景に存在することが多く、より丁寧で包括的な対応が求められる機会が多いです。
また、緩和ケアチームは、病棟を持たないコンサルトチームとして、院内の多くの診療科と協働して幅広く活躍しています。

病院の中での総合診療科の位置づけ

特定機能病院であり、臓器別診療グループ制、予約制を導入している大学病院において、原因となる臓器が不明な病態や多臓器にまたがる複雑な健康問題、緩和ケアや漢方外来のように臓器別では対応できない診療について、困っていることがあれば何でも対応するのが我々の業務です。
また、教育病院である大学病院において、外来教育も業務の大きな柱です。病歴聴取、身体診察、検査計画、臨床決断、治療方針の決定と説明、診療録記載、プレゼンテーションに至る診療のプロセスや、緩和ケアなどについてきめ細かな教育を行っています。

責任者からメッセージ

外来のトレーニングは、数多くの症例を経験することも重要ですが、複雑な問題を抱える症例を、一例ずつじっくりと掘り下げて学ぶことも同じくらい大切です。大学病院は、ある意味で最も総合診療らしい症例が経験でき、かつ指導医から個別にフィードバックが受けられる施設ですので、総合診療医としての基本的な「作法」を学ぶことができます。

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