「ひとびとの健康を支えるオールラウンダー」をめざして

附属病院総合診療科

http://www.s.hosp.tsukuba.ac.jp/

附属病院総合診療科

研修の特長・プログラムにおける位置づけ

大学病院の総合診療科を受診する患者さんは、これまで数カ所の病院を回っても診断がつかなかった方も多く、診断学的に高度な対応が必要なことが多い印象があります。また、マネジメントにおいても、心理社会的問題が背景に存在する複雑な問題を抱えたケースが多く、より丁寧で包括的な対応が求められる機会が多いです。また、緩和ケアチームは、病棟を持たないコンサルトチームとして、院内の多くの診療科と協働して幅広く活躍しています。研修では、一例一例を丁寧に振り返り、幅広い問題解決能力とプレゼンテーション能力、コーディネーション能力を養うことができます。

立地条件と施設概要

筑波大学附属病院 800床 特定機能病院
〒305-8576 茨城県つくば市天久保2丁目1-1

具体的な研修内容

週間スケジュールの例
 
8:30~9:00 朝勉強会
9:00~12:00 エコー研修 外来 皮膚科研修 外来 外来
13:00~17:00 外来 外来 外来 外来 外来
17:00~18:00 レジデントケースレビュー
18:00~19:00   筑波メディカルセンター病院
ケースカンファ
    レジデント
振り返り

当直回数:月1回程度

患者層の特徴

成人が対象で、年齢層は20~80代と幅広い。上気道症状やめまいなどの急性症状での受診は少なく、原因不明の発熱、しびれ、慢性疼痛など、他院で診断のついていないケース、器質的な原因では説明困難な身体症状などでの受診も多い。禁煙外来や飲酒量低減、小児科からの成人移行の相談なども行っている。

指導医

スタッフ紹介のページをご参照ください。

指導医

研修期間中に経験できる症例

研修期間中に経験できる症例
  • 心理社会的問題を抱えた症例
  • 不明熱や全身倦怠感、体重減少など科を特定しにくい症状の方
  • 禁煙外来受診例
研修期間中に経験しにくい症例
  • 多発外傷など外科的救急疾患症例
  • 小児
レジデント経験症例(3か月)
  • 初診3-4名、再診4-5名/日。禁煙外来3-4人/週。

不明熱、全身倦怠感、体重減少、疼痛など病名がはっきりしない症状の症例(20-30例)、心理社会的問題を抱えた症例(20-30例)、急性感染症(20例程度)、頭痛(10例程度)、高血圧など慢性疾患、甲状腺機能亢進症、リウマチ性多発筋痛症(各数例)など

施設で行われている教育イベント

朝勉強会

朝勉強会

  • EBM抄読会(NEJM、BMJなどからレジデントが担当)
  • EBM実践(エビデンスをどのように実診療に生かしたかの振り返り)
  • レクチャー (身体診察法、うつ病、行動変容、身体症状症、胸痛、腹痛、腰痛など)
  • 医学生等への教育実践と評価
  • ビデオレビュー
  • CareNet DVD等の視聴
  • 総合診療コアレクチャー
  • 目標設定と週1回程度の定期的な振り返り
  • 外来症例カンファレンス(筑波メディカルセンター病院と合同開催)

身分と給与目安

勤務形態 非常勤 社会保険
給与 手取りで約30万円 住居手当

研修したレジデントからのメッセージ

総合診療科の特徴の一つに「診断のつかない人を扱う」科であることが上げられます。当院は他病院や他科から診断がつかなかった方が集まってくる最後の砦であり、しっかりと外来時間をとっているため一人一人じっくり向き合えます。指導医の数も多く、自身の知識や価値観を毎日整理し広げていける環境です。また学生や初期研修医指導など教育に携わる機会も多く、適度な刺激を受けながら自分のペースで研鑽していくことができます。
(任明夏)

指導医からのメッセージ

外来のトレーニングは、数多くの症例を経験することも重要ですが、複雑な問題を抱える症例を、一例ずつじっくりと掘り下げて学ぶことも同じくらい大切です。大学病院は、ある意味で最も総合診療らしい症例が経験でき、かつ指導医から個別にフィードバックが受けられる施設ですので、総合診療医としての基本的な「作法」を学び、身につけることができます。診療を丁寧に振り返ることで、臨床で走り続けているだけでは身につかない臨床の基盤を固め、さらに大きな成長につながる準備ができるよう、スタッフみんなでサポートいたします。
指導医:吉本尚

〒305-8576
茨城県つくば市天久保2‐1‐1
筑波大学附属病院総合診療科

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