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将来のキャリアパス

家庭医・病院総合医には、さまざまなキャリアパスがあります。私たちは、研修期間中からメンタリングなどを通してキャリア形成をサポートし、専門医などの資格取得も積極的に行っていきます。また、研修修了後も引き続きキャリアコーディネートを行い、ひとりひとりが「なりたい医者」になれるよう、全面的にサポートしています。

修了後の進路

筑波大学総合診療科では、後期研修修了後も引き続きキャリアコーディネートを行います。進路は大きく分けて以下の3つのパスがあります。それぞれのキャリアプランやライフステージの変化に合わせたキャリアを形成するために、希望に応じて一般病院、診療所、大学、大学院を効果的に組み合わせたキャリアコーディネートを行っています。

修了後の進路の3つのパス

フェローシップ

興味のある領域を選んでさらに深く掘り下げた研修を行い、教育資源を最大限に生かして高度な専門能力を修得することができます。具体的には、在宅医療専門医、緩和医療専門医、産業医、スポーツドクターなどの資格を取得することができます。

指導医

後期研修で得た能力を生かして臨床の第一線で働きたい場合には、それぞれの希望に合わせて大学病院・一般病院・診療所などの各施設における指導医として就職することができます。

大学院

地域医療教育学領域における科学的なエビデンスを国内外に積極的に発信すべく、豊富な研究フィールドを活かした研究活動を精力的に展開しています。また、大学院における研究者養成にも力を入れており、充実した指導体制の下で、臨床医として働きながら学位を取得するコースや、公衆衛生修士(MPH)を取得できるコースなどの多彩なキャリアプランを用意しています。詳しくはこちらをご覧ください。

過去の進路実績

つくば家庭医・病院総合医プログラム修了者は一般病院、診療所、大学、大学院とそれぞれが希望する進路を選択しています。

2021年4月現在

過去のプログラム修了者数(1997~2020) 69名
家庭医療専門医取得者 47名(2021年度受験予定者8名を含まない人数)

修了時点の進路

一般病院 45人
診療所 15人
大学病院 10人

修了者のその後のキャリア

一般病院
診療所
病院指導医 29人
診療所長 12人
診療所指導医 8人
大学病院 教授 2人
准教授 1人
講師 2人
助教 5人
病院講師/助教 2人
クリニカルフェロー 2人
大学院進学   17人

取得可能な資格

つくば家庭医・病院総合医プログラムでは以下の資格を取得できます。

取得が求められるもの

  • 日本専門医機構 総合診療専門医 受験資格
  • 日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医 受験資格

希望があれば研修修了後に取得可能なもの

  • 在宅医療専門医
  • 緩和医療専門医
  • 日本医師会認定産業医
  • 日本体育協会公認スポーツドクター

キャリアサポート

女性医師支援

筑波大学附属病院では、「女性医師・女性看護師キャリアアップ支援システム」を導入しています。
これは、女性医師がプライベートライフと両立しながら、単なる人手ではなく、専門職としてやりがいを感じながらキャリアを重ねていけるシステムであり、全国の大学の中からすぐれた取組として選ばれた大学(9大学)の一つとして筑波大学の取組が採択され、文部科学省から補助金を受けてスタートしたものです。
臨床研修で多くの実績を持つ附属病院総合臨床教育センターが中心となって実施するもので、専任のコーディネーターが個別の事情と研修の希望をについて詳細にカウンセリングを行って、ワークライフバランスに基づく勤務時間の調整や保育園の利用などの支援を行います。詳細はこちらをご覧ください。

海外留学支援

筑波大学では、後期研修医を対象として、3か月以内の留学について、渡航費や滞在費を援助する取組を実施しています。また、英語力をつけるため、外国人と英語で自由に話すEnglish cafeや、英語による医療面接のトレーニングなどを定期的に実施しています。
そして、米国の内科・家庭医療の研修、USMLEなどに興味の有る方は、準備、留学先の相談などのお手伝いをしています。水戸協同病院では定期的に外国人講師が来ていますので、英語でのプレゼンテーションをする機会が豊富にあります。

臨床研究支援

筑波大学 地域医療教育学では「教育を通した地域医療貢献」をキーワードに、地域医療の現場での教育、医師不足地域での診療、地域医療再生や臨床医学教育をテーマとした研究など、さまざまな活動を精力的に展開しています。詳細は地域医療教育学のページをご覧下さい。

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