「ひとびとの健康を支えるオールラウンダー」をめざして

笠間市立病院

https://www.city.kasama.lg.jp/page/page005546.html

研修の特長・プログラムにおける位置づけ

病棟、外来、訪問診療の全てが経験できます。外来は継続的に通院する患者が多く、訪問診療はがん・非がんに関わらず多数の在宅看取りを行っており、家庭医としてのスキルアップに最適な環境です。市立病院としての特色を生かした、地域を巻き込んだ取り組みなども経験することができます。後期研修の中での位置づけとしては、今まで様々な施設で学んだスキルを最大限生かしながら家庭医としての総まとめをしていく研修となります。

立地条件と施設概要

所在地 茨城県笠間市南友部1966-1
電話番号 0296-77-0034

笠間市立病院は2010年度から研修ステーションとなった30床の小規模病院です。小規模ながら地域に密着した多機能型病院として、高度急性期を担う茨城県立中央病院と機能分化・連携を図っています。外来・入院・訪問診療と切れ目なく繋がる継続的医療と、保健(予防)・福祉(介護)と連携した包括的医療を提供しています。
2018年4月に旧病院から新病院への移転が行われ、電子カルテの導入や、保健センター・地域包括支援センターとの同時移転(同じ建物となり、「地域医療センターかさま」となった)が行われ、地域とより密な連携が図れるように日々進化しています。

具体的な研修内容

  • 外来
  • 訪問診療
  • 病棟
  • 特別養護老人ホーム嘱託医
  • 学校健診や小児健診、地域住民への講演会など

患者層の特徴

外来には地域の小児から高齢者まで様々な患者さんが来院しますが、かかりつけの患者さんは高齢者が多数を占めています。また、緩和ケア目的に他院から紹介となる患者さんや、トランジションとして小児科から紹介となる患者さん、地域の困難症例などが行政から紹介されるケースなどもあります。
入院患者は、かかりつけの患者さんや訪問診療の患者さんが急性疾患で入院することが多いですが、茨城県立中央病院で急性期治療を終えた患者さんのリハビリ目的などの転院も多数受けています。また、難病のレスパイト入院なども行っています。

指導医

  • 石塚恒夫 (院長、筑波大学臨床准教授)
  • 稲葉崇(日本プライマリ・ケア連合学会認定家庭医療専門医・指導医、日本内科学会認定 内科認定医)
  • 木下賢輔(日本プライマリ・ケア連合学会認定家庭医療専門医・指導医、日本内科学会認定 内科専門医)
  • 久野遥加(日本プライマリ・ケア連合学会認定家庭医療専門医、日本内科学会認定 内科認定医)
  • 荻野利紗(日本プライマリ・ケア連合学会認定家庭医療専門医、日本内科学会認定 内科認定医)

研修期間中に経験できる症例

外来では、内科的疾患に限らず、軽症の外傷なども含めた整形外科的な主訴、小児、婦人科的な相談など、幅広い疾患が経験できます。入院は、高齢者の肺炎・尿路感染はもちろん、悪性腫瘍の緩和加療、胃瘻造設からレスパイトまで幅広く行っています。訪問診療では高齢者だけでなく、ALSなどの難病患者や、若年の交通事故後脳機能障害などの患者、施設での診療なども行っています。

施設で行われている教育イベント

  • 週1回の多職種カンファレンス
  • レジデントの外来カルテレビュー(原則として全例行っています)
  • 360度評価
  • 振り返り

身分と給与目安

職名 常勤医師(任期付き職員)
給与目安 手取りで月60万~70万円、その他住居手当・期末勤勉手当等の支給あり

研修したレジデントからのメッセージ

私はシニアレジデント4年目(医師6年目)に、笠間市立病院で研修させていただきました。笠間市立病院は、家庭医を目指すレジデントにとって、とても良い研修の場であると感じます。
特にオススメしたい理由は3つあります。
1つは、フィールドの広さです。外来・入院診療、訪問診療、特別養護老人ホームでの定期回診、小児科診療(予防接種含む)、健康教室など、1週間のスケジュールの中でも、複数のフィールドで診療や地域のヘルスプロモーションに関わる機会があります。また、指導医の先生にはカルテレビューを受ける事ができ、自分では気がつかなかった自身の成長や、患者さんの注目すべきポイントを、振り返る貴重な機会となります。
2つ目は、多職種との距離の近さです。病棟・訪問看護師はもちろんのこと、リハビリスタッフ、栄養士、薬剤師、MSW、CM、医療事務と、顔が見える関係で、綿密な報・連・相をしながら、連携が図れることです。他の職種からみた、患者さんの生活や家族背景などを知ることで、視野が広がります。
3つ目は、地域との関わりです。すぐ隣に保健センターが併設されているので、健康診断やがん検診を推進したり、健康講話を企画したり、保健師や地域包括支援センターのスタッフとの連携もスムーズです。また、筑波大学から学生さんも実習に来てくれているので、学生教育に関わることもできます。
笠間市立病院は、レジデントがそれまでの研修で得た力を発揮しつつ、さらに成長していけるような、地域医療や家庭医療をとてもバランスよく研修することができる場所だと感じます。
ぜひ、それぞれのやりたいことを、笠間で発揮してみてください。
(坂倉明恵)

指導医からのメッセージ

笠間市立病院は30床の小規模病院で、地域に密着した外来診療・入院診療・訪問診療を行っています。病棟での栄養管理やリハビリにも力を入れ、訪問看護、訪問リハビリなど多職種で連携し、入院から在宅まで切れ目のない診療を提供できるよう日々の診療を行っています。保健センターと地域包括支援センターが併設されており、行政とも連携しながら地域を支えています。家庭医としての研修の場としてはこれ以上ない環境だと思います。地域の様々なニーズに答え、地域を支えている病院の魅力を是非感じてください!
指導医:稲葉 崇

〒305-8576
茨城県つくば市天久保2‐1‐1
筑波大学附属病院総合診療科

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