「ひとびとの健康を支えるオールラウンダー」をめざして

筑波大学附属病院総合診療グループ ブログ

茨城県指導医団国外派遣事業参加報告

2018年12月16日テーマ:地域医療教育学講座, 大学, 筑波総合診療グループ

(IGD(Ibaraki Great doctors) in Hawaii)

大学院生の斉藤です。

10月15から25日まで、「茨城県の指導医から世界標準の指導・教育を!」と茨城県が主催する指導医団国外派遣事業に参加してきました。
私を含め、計5人の医師が、世界標準の先進的な指導・教育に取り組んでいる米国(Hawaii)へ行ってまいりました。

7時間のフライトを経て、一歩出ればそこは常夏!
うぅー遊びたい!と高まるテンションをグッ!と抑えながら、到着初日から現地で家庭医療クリニックを経営している日本人医師からの、日本とアメリカの保険制度の違いを学びました。
アメリカでは皆保険制度はなく、高額な保険料を支払い個人的に保険会社と契約を結びます。そのため、無保険者も多く、さらに医師は保険会社から要求されている診察行為を行わなければならず、緊急に追加検査を行う際は時としてこちらから保険会社に直接連絡をして検査認可待ちをしなければならいのが現状です。これを聞いていただけでも日本で保険制度のありがたみを実感できました。

2日目からもワクワクがNon stopでやってくる研修ばかりです。

ハワイ大学でのワークショップ体験やハワイ最大の病院であるクィーンズメディカルセンター病院でのベッドサイドティーチングや患者さんへの接し方までも臨場感たっぷりで見学することができます。
見て・聞いて・触って、数多く教育の方法や考え方を学ぶことができます。
ホスピタリストとして第一線で働いている日本人医師のレクチャーもあり、その医療・教育理念やシステム構築に感無量でした。

その他にも、ハワイ州に一つしかない災害医療センターでのレクチャー、多職種専門学校で授業風景の見学、家庭医クリニックでの診察見学など数多くの新しい経験と発見がみなさまを待っています!

どの施設でも随時質問し放題!!
準備した質問以上に現地で直接体感することで湧き出てくる様々な疑問や相談に対して、どの施設の方々もいつでもどこでも快く答えてくださいます。

研修内容は毎年少しずつ変更されているようであり、みなさまが研修に行かれる時には、さらに新しい発見とワクワクが待っているかもしれません!
私自身では、他の国の教育方法を現場で知ることによって、今まで行ってきた医学教育を再度見直し、新たな方法や概念を吸収できた良い機会であり、日本の医学教育の特性を生かしながらさらにより良いものに改善が行えるのではないかと帰国後から小規模ながら現在の職場の研修医、コメディカルとともに実践を行っております。
10日間の研修後は、「明日から何かを変えてみたいモチベーション」と「Hawaii sick」になることは間違いなしです!

今回の研修をまとめると「Stimulating & Exciting」!
みなさまの何かを刺激しワクワクさせてくれるような研修であることは間違いないです!
よく学び・よく笑い・よく食べた、今回の私の研修経験を通して、みなさまの何かを刺激するきっかけになれば嬉しいです!

最後に、研修出発前・研修中に私たちに何不自由がないように、手配・気配りをしてくださった茨城県県職員のみなさま、日米医学医療交流財団のみなさま、現地研修先の先生のみなさま、現地同行してくださったハリス先生とガストンさんには感謝しております。

筑波大学 大学院 斉藤 剛

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第5回つくセミ報告【第3弾】

2018年12月2日テーマ:地域医療教育学講座, 大学, 筑波総合診療グループ

11月17日に行われたつくセミのセッション内容についてご報告します!

セッション1:世界一受けたいアプリの授業

(セッション1の様子)

筑波大学附属病院総合診療グループ後期研修医1年目の海老澤由香です。今回2018年度つくセミにおいて「世界一受けたいアプリの授業」と題して診療・自己学習に役立つアプリケーションに関するセッションを行いました。
普段、我々にとってスマートフォンは欠かせない必需品です。特に総合診療の分野は覚えなければならない知識が多いため、アプリケーションを使用して知識を整理しています。普段臨床現場、自己学習などで使用しているアプリケーションを学生、研修医に紹介を行いました。学生の中でもアプリケーションをある程度使用して整理している人が多いようでしたが、特に知識の整理の仕方などに関して興味をもって聞いてくれているようでした。レクチャー形式でしたが、参加者からの質問もたくさん出ており事後のアンケートでも知らないアプリケーションの情報があってよかった、という声が多かったです。

参加者の皆さんの今後の生活に少しでも役立つことができたなら幸いです。今後また機会があればやってみたいと思います。

後期研修医1年目 海老澤由香

 

セッション4:高齢者が入院するとき・退院するとき

(セッション4 グループワークの様子)

高齢者が入院したとき、原因疾患はよくなっても、入院中にADLが低下してしまったり、もともと抱えていた問題が顕在化するなど、退院にむけて困難に直面する状況は度々起こります。今回のセッションでは、それらの問題を予防したり適切に対処したりするために、入院当日から退院に向けて様々な情報を収集し早期退院への支援を進めていくことが重要であることを学生・研修医の皆さんに伝えることを目的としました。

このセッションのメインとなったグループワークでは、『DISCHARGE QUEST』と題し、シナリオを通して、退院に向けてキーとなる情報や関係者の話などを記した全20種のカードを収集しながら退院支援を学ぶという、趣向を凝らしたゲーム形式のワークにしました。
参加者からはワーク時間が足りないという意見が多くみられたものの、楽しみながら退院支援に必要な情報は何かを考えることができたと思います。また、今回はMSWがファシリテーターとして参加してくれたお陰で、退院に必要な福祉介護の視点も強調して伝えることができたようです。
更に、ワーク終了後には、入院1日目の世界にタイムワープできたと仮定して、入院した瞬間からスムーズな退院のために何ができるか?を問いかけ、早期の退院支援の重要性を伝えました。参加者の感想からは、概ね当初の狙い通りの反応が得られ、目的は十分達成されたように感じました。
今回、一からセッションを創りあげ、ブラッシュアップすべき反省点は多く見つかりましたが、とても良いセッションができたのではないかと思います。今後完成度を更に高めて実施し、高齢者の退院支援の重要性や難しさ、楽しさを伝えていければと思います。

神栖済生会病院内科(総合診療)  海老原稔

 

セッション6:いざ!備えろ!つくセミ流災害医療勉強会

(セッション6 トリアージについてレクチャーです)

災害医療を扱ったセッションを行いました。全国から集まった医学生・研修医の皆さんと、体を動かし体当たりで災害医療を勉強しました。

災害はいつでも、どこででも起こりえます。災害が発生した際は、沢山の患者さんの救命のため「災害スイッチ」をOnにして平時とは異なる考え方で医療に当たらなければいけません。「災害スイッチ」をOnにする準備、その第一歩として、災害医療の基本をレクチャーやグループワーク形式で勉強しました。参加者の皆さんは、レクチャーでは非常に熱心にこちらの話を聞いてくれて、グループワークでは終わった後に「一生あの作業をしていたいとおもった」とまで言ってくれた方がいるくらい夢中で取り組んでいました。

今日のセッションが参加者の皆さんの今後に役立てば幸いです。スタッフ一同も参加者の皆さんから沢山のエネルギーを頂きました。今回のセッションに関わる機会が得られたことに心から感謝しています。

後期研修医2年目 橋本恵太郎

第1弾第2弾はこちらから!

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NAPCRG Annual Meetingに参加・発表してきました

2018年11月21日テーマ:地域医療教育学講座, 大学, 筑波総合診療グループ

(左から春田先生、後藤先生、小曽根先生)

(ポスター発表の様子)

(活発にディスカッションが行われていました)

2018年11月9日からシカゴで行われた46th North American Primary Care Research Group (NAPCRG) Annual Meeting に、筑波から春田先生、後藤先生、小曽根とで参加し、発表を行ってきました。

この学会は、その名が示すとおりプライマリケア分野での研究発表が盛んに行われている学会でした。プライマリケア研究を行う基礎として、多数の研究ネットワーク(Practice-based research network; PBRN)も構築され、そこからの研究発表も多数行われていました。
とても面白かったことの1つがポスター発表の時間でした。1回のポスター発表に1時間が取られ、演者はポスターの横に立ち、興味を持ってくれた人に向けてプレゼンをする形式で行われていました。この時間には他の企画が行われていないため、会場は多数の参加者で賑わっていました。
プライマリケア研究なだけに、幅広い研究テーマが扱われていました。その中でいくつか、本当に自分の興味と近い研究を発見し、直接発表者に質問をすることができました。一例を挙げると、私の場合は大学院の研究テーマだった血圧測定方法に関連した研究や、リハビリ専門職のプライマリケアチームへの貢献に関する研究、レジデントへの研究教育に関する研究、などがそれでした。普段は知らない人に声をかけるのはものすごく緊張して気が引けるのですが、会場全体の研究活動を楽しんでいるような雰囲気につられて、多くの人と話すことができました。国際学会で、研究テーマへの興味関心を共通言語として、こうして人と交流することができる楽しさを、とても新鮮に感じることができました。

私の発表は、昨年度つくばのレジデントの先生方と共に行ったレジデント研究支援プロジェクトについてでした。日本、アメリカ、カナダの方々から発表に興味を持ってもらい、同じようにレジデントへの研究教育には課題があることを知ることができて、今後の活動に大きなヒントをもらえました。

今回は都合により非常に短い滞在だったことが非常に残念でしたが、また来年以降もぜひ参加してみたいと思うと同時に、こういった機会が身近にもあったら研究はより面白くなるだろうとも思いました。

最後に、今回の学会に参加させていただきました皆様、本当にありがとうございました。
(文責:小曽根早知子)

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WONCA World Cnferenceに参加しました

2018年11月6日テーマ:地域医療教育学講座, 筑波総合診療グループ

(プレゼンテーションの様子)

筑波大学地域総合診療医学講座(セントラル総合クリニック総合診療科)の舛本です。

平成30年10月18日から10月21日の計4日間、韓国のソウルで開催されたWONCA World Conferenceに参加してきました。世界各国から家庭医が一同に会し、自らの研究の成果や実践を発表し交流する学術大会です。
今回、自らの発表として、“Factors associated with the use of Dietary Supplements and Over-the-counter Medications in Japanese Elderly Patients”というタイトルで口演発表を行いました。内容はプライマリ・ケア外来に慢性疾患で通院する高齢者のサプリメントや市販薬の使用状況と使用に関わる因子について分析した研究結果です。

私自身、国際学会で発表するのは始めてだったので、とてもプレッシャーを感じていました。2ヶ月前から準備を始め、大学院でも予演をさせて頂き、自分としては入念に準備をして、本番に望みました。発表自体は時間もぴったりで、質問にも適切に答えることができ、良い発表ができたと感じています。ただ、部屋が狭く聴衆が少なかったことは残念でした(国際学会なのですが…)。
つくばグループからも浜野先生、春田先生が口演発表をされており、国内だけでなく世界に発信していくことも重要だな、と改めて感じました。

世界の学会といっても、内容はまさに玉石混合でした。多くの出席者がいるはずなのに、セッションにいる人はそれほどでもなかったです(皆さん観光に出かけてしまうのかもしれません)。来年は京都でWONCA Asia Pacific Regional Conferenceが開かれるので、つくばグループからもたくさん研究成果を発表できると良いですね!

筑波大学地域総合診療医学講座
セントラル総合クリニック総合診療科 舛本祥一

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茨城栃木ポートフォリオ発表会に参加しました

2018年10月30日テーマ:地域医療教育学講座, 筑波総合診療グループ

(ポートフォリオ発表会参加者のみなさん)

10月27日(土)に茨城県立中央病院で茨城栃木ポートフォリオ発表会があり、参加してきました。茨城と栃木の総合診療を専攻している後期研修医と各施設の指導医レベルの先生方が集まってポートフォリオの発表と討論をする会でした。

ポートフォリオとは家庭医・総合診療医としての成長記録であり、指導医や文献で振り返った学びの記録として、総合診療の専門医になるために重要なレポートです。

総合診療グループ内でも、ポートフォリオ発表会を行なっていますが(詳細は「つぽたの」で検索)、他施設の専攻医や指導医との討論は新しい見方が入り、新鮮な意見もいただけました。ある意味、「他流試合」の場である本発表会に参加できてよかったです。

私も参加させていただき、慢性腎臓病が非常に重篤ですが、定期通院・食事管理による腎臓保護が困難な症例について、Information-motivation-behavioral skillsモデルの学びと合わせて共有させていただきました。

最初にお誘いいただいた茨城県立中央病院 総合診療科の中村先生を始め、会場をご準備されたスタッフの皆様(池田さん、海老沢さん)、ご意見いただいた先生方、直前まで熱心にご指導いただいた自施設の指導医の先生方、本当にありがとうございました。

懇親会も貴重なご意見いただき、大変楽しかったです。

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まだまだ医局見学受け付けています!

2018年10月28日テーマ:地域医療教育学講座, 大学, 筑波総合診療グループ

(まだまだ、見学受け付けております!)

日本専門医機構の専攻医登録が開始になりましたね。
まだ進路を決めかねている研修医の先生方も少なくないと思いますが、
引き続き当グループでは、医局見学、関連施設見学を随時受け付けています。
ご都合、ご希望に合わせて予定を組むことができますので、悩まれている先生は是非一度お越しください。

見学希望のお申し込みは、soshin@md.tsukuba.ac.jp までお願いいたします。

筑波総合診療グループ
東端 孝博

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厚労科研「総合診療が地域医療における専門医や他職種連携等に与える効果についての研究」報告書が完成しました

2018年10月16日テーマ:地域医療教育学講座, 大学, 筑波総合診療グループ

(本研究の報告書。なんと500ページ!)

 

このたび、我々が厚生労働科学研究として取り組んだ「総合診療が地域医療における専門医や他職種連携等に与える効果についての研究」報告書が完成しました!

総合診療医は、今後の医療の担い手として注目を集める一方で、その実態や有用性に関する明確なエビデンスに乏しく、存在も十分に浸透しているとは言いがたいのが現状です。また、2018年度からは総合診療専門医制度がスタートしていますが、総合診療医の養成が我が国の医療に与える影響も明らかになっていません。

そこで今回は、①総合診療医の実態や有用性をできる限り可視化すること、②総合診療医という存在が、今後の医療においてどのような役割を担うことができるかを明らかにすること、の2点を目的とした研究を実施いたしました。本報告書は、日本の総合診療の現状と今後の可能性について網羅的かつ体系的に一冊にまとめたもので、500ページ以上に及ぶ大作となりました。今後我が国の実情に合わせた総合診療領域の確立を図るうえで、有用な知見を提供するものと考えています。

研究実施に際しては、国内外で総合診療に関わる多くの研究協力者の皆様にご尽力いただき、その結果、非常に価値のある研究が実施できました。ご多忙中、短期間にも関わらず多大なご協力をいただいた皆様に心より御礼申し上げます。

なお本研究は、昨年度は緊急性の高い課題に対して短期間で成果を集約することを目的とした事業である特別研究事業としての実施でしたが、今年度からは同じ厚労科研の指定研究として、3年間の予定で継続実施することになりました。引き続き、エビデンスの発信に努めていきたいと考えております。今後ともご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします。

 

本研究の成果につきまして、厚労科研成果データベース

https://mhlw-grants.niph.go.jp/niph/search/NIDD00.do?resrchNum=201706032A

よりダウンロードできます。ご興味のある方はぜひご覧ください!

 

前野哲博

 

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人生の最終段階における医療を考える・神栖市民公開講座を行いました

2018年10月11日テーマ:地域包括ケア, 地域医療教育学講座, 神栖, 筑波総合診療グループ

人生の最終段階における医療を考える・神栖市民公開講座を行いました
~自分の生き方(逝き方)は自分で決める~

神栖済生会病院・神栖地域医療教育センターの細井です。
2018年10月6日(土)、神栖市平泉コミュニティセンターで市民公開講座「自分の生き方(逝き方)は自分で決める」を行いましたのでご報告します。
神栖市は医療従事者数が全国の二次医療圏でワースト2位であり、限りある医療資源をどのように利用していくのか喫緊の課題となっています。私は在宅医療推進のため様々な活動を神栖市でしていますが、今回は住民の皆様が人生の最終段階における医療を自らの問題と認識してもらえるように、神栖市地域包括支援課、保健所の方と4-5か月前から企画しました。
内容が難しいため、寸劇を交えて行うことを考えました。老衰の患者が肺炎となった時、自らが望んでいた医療が受けられなかった、といった医療の現場でよくあるシナリオを用いて脚本を考えました。市内のボランティア団体である「劇団ぽん太」さんとコラボレーションをすることとなり、さらに、実際に神栖市内で訪問診療医として働く医師にも声をかけて出演してもらうことになりました。そしてシニアレジデントの伊藤有里先生にも特別出演してもらう事に!
またその第二部として、ライフ・ターミナル・ネットワーク代表の金子稚子先生にご登壇いただき「自分の生き方(逝き方)は自分で決める」と題してご登壇いただく事を考え、交渉して遠路はるばる神栖市に来ていただけることになりました。

当日までに幾度か寸劇のリハーサルを重ね、いざ本番を迎えました。

当日は300名近い市民の方々に来場して頂き、普段かかっている先生方が演技に奮闘している寸劇も大変好評でした。また、第二部においても金子先生から「死ぬことと生きることは同じ」というメッセージ、大切な誰かと早いうちから自分が「大切にしたいこと」「してほしくないこと」を共有することの重要性を大変分かりやすくご講演頂きました。
来場者の中には実体験をもとに「このようなことを亡き母の時は考えてあげられなかった。今回の話を聞いて、自分たちが今度は大切なことを家族にしっかり伝えなければいけないと思った」といったご意見を頂き、その他の質問も絶えない中、大盛況のうちに閉会となりました。

寸劇を用いたアドバンス・ケア・プランニングの話は非常に分かりやすかったと好評で、次の講演内容もスムーズに理解できたようで主催した私としては大変嬉しかったです。
今後も、神栖市民の皆様が「生きること」「死ぬこと」を主体的に考え、自分が望む生き方(逝き方)が出来るように支援していきたいと思います!

細井崇弘

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つくセミ2018受付開始!

2018年10月7日テーマ:地域医療教育学講座, 大学, 筑波総合診療グループ

今年も11月17日(土)に開催します!
当グループの秋の定番行事となった、つくセミ(総合診療★家庭医療全国公開セミナー in Tsukuba)です。

その名の通り、家庭医療や総合診療に関するセミナーで、全てのセッションを筑波大学の学生スタッフと総合診療グループのメンバーが手作りしています。

今年は5周年という事もあり、セッションの長さや構成を大幅に見直しました。ちょっと興味があるという人から、がっちり勉強したい人まで、多くの方に楽しんでもらえる内容になっていると思います。

地元民が選ぶおいしいお菓子も用意していますので、お誘いあわせの上、是非遊びに来てください!

【日時】2018年11月17日(土) 12:30~
【場所】筑波大学医学群学系棟 4A104 他
【対象】日本全国の医学生を中心とした医療系学生、初期研修医、その他内容に興味のある方
【定員】60人程度
【参加費】無料
【懇親会費】学生2000円、社会人3000円

詳しい内容・お申込みは、Facebookページ をご覧ください。
→ つくセミFacebookページ
たくさんの方の参加をお待ちしております!

山本由布

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家庭医療専門医 合格発表!!

2018年10月6日テーマ:地域医療教育学講座, 大学, 筑波総合診療グループ

(卒業セミナーの時の写真です)

先日、プライマリ・ケア連合学会の家庭医療専門医の合格発表があり、われわれつくば総診グループから受験した9名の先生が、全員合格しました!

晴れて家庭医療専門医として加わった先生方、おめでとうございます!
また、日ごろの診療での指導、ポートフォリオでの指導など、サポートしてくださった皆さま、本当にありがとうございました。

ちなみに、現在筑波総合診療グループに在籍している家庭医療専門医数は43名(過去在籍者を含めると62名)となりました。このうち、筑波で後期研修を修了した先生は42名です。

五十野博基先生
稲葉崇先生
一ノ瀬大地先生
海老原稔先生
大澤さやか先生
大澤亮先生
河野大輔先生
久野遥加先生
高橋弘樹先生

合格した皆さん、本当におめでとうございます!
これからのご活躍を期待しています!

前野哲博

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寄付講座教員として先生方が着任されました 

2018年10月1日テーマ:地域医療教育学講座, 大学, 筑波総合診療グループ

本日、10月1日に大学の地域総合診療医学講座の教員として、横谷省治先生(教授)、後藤亮平先生(助教)、山本由布先生(助教)が着任されました。また地域医療教育学講座の教員として、阪本直人先生(講師)が着任されました。

今月から田中伸哉先生、伊藤有理先生も新たなレジデントとして加わり、クリニカルクラークシップで5年生も総合診療科での実習がスタートしています。
2018年度下半期、気持ちも新たにみんなで頑張りたいと思います。

片岡 義裕

横谷省治先生

阪本直人先生

後藤亮平先生

山本由布先生

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【報告】文部科学省委託研究の報告書完成

2018年8月1日テーマ:地域医療教育学講座, 大学, 筑波総合診療グループ

完成した報告書を手に(筆者)

筑波大学 地域総合診療医学講座の片岡です。

このたび、平成29年度 文部科学省「大学における医療人養成の在り方に関する調査研究委託事業」の報告書が完成しましたので、ご報告します。

この委託事業は、平成27年度から3年間にわたり、「我が国における地域枠制度の実態・効果および地域枠学生のキャリア形成に関する調査・研究」と題して、全国の地域枠制度や地域医療教育の実態について明らかにするため、サイトビジット調査、webアンケート調査、専門医取得に関するアンケート調査を行ってまいりました。

この研究では、多くの皆様の協力をいただき、各大学や都道府県の非常に詳細な状況について明らかにすることができました。また、始まって間もない地域枠制度の課題や展望についても示唆を得ることができました。

改めて、研究にご協力いただいた皆様に感謝するとともに、この研究成果が地域枠学生や卒業生の皆さんの教育や支援に役立つことを願います。

また、この研究成果の一部について、前野先生とともにm3.comからも取材を受けました。筑波大学における地域枠や地域医療教育の状況とともに、3回シリーズで掲載されていますので、よろしければご覧ください。

国立大最大の義務年限付「地域枠」、その現状は? – 筑波大学◆Vol.1

全70大学の地域枠を調査、その実態は? – 筑波大学◆Vol.2

「県内出身者を対象とした地域枠」を中心にすべき- 筑波大学◆Vol.3

地域総合診療医学講座/大森医院
片岡 義裕

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鹿行地区在宅医療推進 多職種研修会「地域連携、はじめの一歩」

2018年7月29日テーマ:ステーション, 地域包括ケア, 地域医療教育学講座, 神栖, 筑波総合診療グループ

(多職種研修会の様子)

神栖済生会病院・神栖地域医療教育センターの細井です。
今年度は茨城県の補助事業「医療提供施設等グループ化推進事業」に採択され、現在訪問診療を行っている神栖済生会病院と3つの診療所がグループを組んで、この地区の在宅医療を推進すべく様々な計画を立てています。
その第一弾として、2018年7月11日、茨城県立中央病院の看護局長である角田直枝先生を神栖市にお招きし、「地域連携、はじめの一歩」と題してご講演頂きました。

角田先生からは病院側も、そして地域側も自分の場所から一歩外へ出て、双方の視点に立つことの重要性を講義して頂きました。県立中央病院における様々な取り組み、例えば病院スタッフが近くの介護施設へ見学に行ってきてその施設の現状を知ったり、地域の介護職員に緩和ケア病棟の見学に来てもらったり、といった取り組みを紹介して頂きました。今回の講演の参加者は病院スタッフ、地域の医療従事者含め90名でしたが、参加者からは、「自分がいかに狭い世界で働いていたのかを痛感した」とか「今まで不平ばかり言っていた。近くの施設の現状を知ろうという気持ちすら浮かばないようになっていた」と自らを振り返るきっかけとなった様でした。まさに、「はじめの一歩」を参加者が踏み出せていたようです。
角田先生、ありがとうございました。

講演会終了後は、恒例となってきた地域の多職種との飲ミュニケーションでした。医療者が少ない苦しい中でも地域医療を何とか良くしていきたい!という熱い思いを持った皆さんとの語りは本当に刺激的です。総合診療医として少しでもお役に立てるように頑張っていきたいと思います!

今年は2018年8月に医療用SNSを神栖市内で拡充していくための会を開いたり、10月にアドバンスケアプランニングに関する市民公開講座で寸劇披露と有名な方のご講演を企画したり‥と盛りだくさんで企画していますので、ご興味のある方はぜひご連絡下さい。

神栖済生会病院・神栖地域医療教育センター 細井崇弘

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餅による小腸閉塞のケースシリーズ研究

2018年7月11日テーマ:地域医療教育学講座, 大学, 水戸, 筑波総合診療グループ

 先日行われた第9回プライマリ・ケア連合学会学術大会で、餅による小腸閉塞に関するケースシリーズ研究についてポスター発表を行いました。
この研究は、2017年春に行った餅による小腸閉塞の症例発表をもとにケースシリーズ研究へと発展させたものです。

 以下はその振り返りです。
研究について
・当初は水戸協同病院でT-CReRO(つくば臨床医学研究開発機構)の先生が来てくれる臨床研究相談会に通っていました。クリニカルクエスチョンを立てるところから、作業手順、先行文献やデータの探し方まで、様々な相談に乗っていただきました。大変ありがたかったです。気軽にプロに会える機会はそうそうないので、水戸にいる皆さんはぜひご活用を。
・研究計画を立てる段階で解析するデータの項目を考え、自験例を収集したのち、先行文献から症例・データを抽出するという順に作業を進めました。しかし、文献の症例を読み込む中で自分の中に新しい仮説が形成され、それに合わせてデータの抽出項目や形式を変更し、抽出作業をやり直す必要がありました。先行文献の解析から始めたほうが効率は良かったと思います。
ただ、一方で自分の仮説が変遷していくのを感じながらデータの収集と仮説の形成を往きつ戻りつするのは面白い経験でした。私には必要なことだったと思います。

ポスターの作成について
・重複する言葉を削ったり表現を変えて短縮したりすることで驚くほど文章量を減らすことができたことに感動しました。(Gノートの原稿作業も並行して進めていたので)人に読んでもらうための文章と、見てもらうための紙面では文章の組み立て方が異なると感じました。

発表について
・ポスター発表は初めてで、まるで声が通らないので驚きました。口演と違いまったくスライドを見られないのも意外に影響が大きく、暗記したつもりだったのに流暢に話すことができず、苦戦しました。

 初めての研究で試行錯誤しながら、ときどきモチベーションを失って作業が停滞することもありながらでしたが、何とかここまでたどり着けました。まだ、学会誌への投稿が残っていますので、もう少し頑張ります。
 最初から現在まで定期的なリマインドとともにご指導し続けてくださっている五十野博基先生、本当にありがとうございます。先生の指摘は思いもかけない視点からやってくることが多く、とても刺激的でした。
 そして最初に私の目の前に颯爽と現れて餅イレウスを一発診断し、学会発表にあたってはテーマとして提供してくださった木下賢輔先生、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

後期研修医2年目 木村紀志

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Gノート「患者の理解をぐっと深めるコツとヘルスリテラシー」公開!

2018年7月8日テーマ:地域医療教育学講座, 大学, 筑波総合診療グループ

GノートHPにて連載中の「みんなでシェア!総合診療Tips」の第4回「患者の理解をぐっと深めるコツとヘルスリテラシー」の執筆を担当しました。

記事へのリンクはこちら

この連載は、今年2月の家庭医療学冬期セミナーの特別企画で行われたプレゼンテーションの内容を発展させる形で、日本各地の総合診療専門医プログラムのTipsを共有しようという企画です。(冬期セミナーの記事はこちら
4回目となる今回は、Ask Me 3、Teach backの二つの手法を使って患者さんの病状理解を深めるコツを解説しています。

今回のような執筆活動は初めてで、広く様々な人に読んでもらう記事を書くにはどうすればよいか、手探りでの執筆でした。阪本先生の多大なご助力と、羊土社編集部の方々の素晴らしい校正によって、わかりやすく、ためになる記事に仕上がりました!プロの編集者の方の校正を見るのは初めてで、文章をわかりやすくするためにはどのような表現にすればよいのか、大変勉強になりました。
ぜひご覧ください!!

後期研修医2年目 木村紀志

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レジデント研究支援活動!

2018年6月30日テーマ:地域医療教育学講座, 大学, 筑波総合診療グループ

(研究支援チームとレジデントのみなさん)

後期研修医は、研究のポートフォリオを作成することが必要ですが、すべての研修医が一から研究を行うのは難しく、当グループでも研究支援体制が課題になっていました。

そこで昨年発足したのが、レジデント研究支援チーム(指導医3名+後藤)です。
主に指導側が研究計画や倫理申請を行い、レジデント(昨年度は5名)にはアンケート用紙の作成や配布、データ入力など研究に周辺参加してもらいました。そして、データ解析後はそれぞれ担任を決め、学会発表に向けた抄録やスライドの作成を指導してきました。

最初のミーティングでは何がなんだか??という表情のレジデントでしたが、先日の学会(日本プライマリ・ケア連合学会学術大会@津)では堂々と発表してくれました!

学会発表後レジデントからは、
“皆さんと共同で作業・ディスカッションしながら進められたことはとても心強かったです。”
“担任を決めて相談相手が明確だったため、精神面で助けられた面もありました。また、抄録の作成登録や発表のスライド作りなど要所要所で複数の先生方からも意見をもらうことで、安心感もありました。”
“今後はResearch Questionを出す段階から研究に携わっていきたい、と思っています。”
“勉強不足、確認不足で答えられなかった質問があったのはやや心残りですが、3年ぶりに学会で発表できてうれしく、達成感を味わえました。”
という感想をいただきました。

指導側としてまだまだ課題はありますが、発表を終えたレジデントの表情をみて、大きな感動とちょっとした達成感がありました。
今年度のレジデント研究支援はすでに動き出しています。これからも指導医、レジデントと楽しみながら研究支援を行っていきたいと思います!

最後に、今回調査にご協力いただきました関連施設の皆様に深くお礼申し上げます。

後藤亮平

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第1回プログラム説明会/懇親会のご報告と次回のお知らせ

2018年6月10日テーマ:地域医療教育学講座, 大学, 筑波総合診療グループ

(プログラム説明会の様子)

(終わったあとは懇親会です!!)

 

以前告知していた通り、5月26日に当総合診療グループの後期研修プログラム第1回説明会と懇親会を開催しました。
地域に対する総合診療科の役割やつくばの充実プログラムについて前野教授のお話が1時間、その後には現後期レジデント4名が、それぞれの立場から、つくばに来た理由や実際のプログラムの感想について、100%本音で語ってくれました。
その後の懇親会では、参加していただいた研修医の先生方、医学生さんのモチベーションの高さに驚きつつ、「めざすなら本気で」と自らも初心を思い返す良い機会になりました。

今回参加できなかった医学生さん、研修医の先生方、もしくは卒後3年目以上の先生方はどなたでも、当総合診療グループのプログラムに興味がございましたら、第2回、第3回の説明会/懇親会にぜひお越しください。ゆくゆくは緩和ケア医を目指したいという先生には、緩和ケア重点コースもございます。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
参加希望のお申し込みは、soshin@md.tsukuba.ac.jp までお願いいたします。

◎第2回医局説明会
6月23日(土) 15時30分~18時 医局説明会@筑波大学イノベーション棟105
18時30分~ 懇親会@筑波大学周辺

◎第3回医局説明会
8月11日(土)   15時30分~18時 医局説明会@筑波大学内
18時30分~ 懇親会@筑波大学周辺

筑波大学総合診療グループ  東端 孝博

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第4回「つくば式ポートフォリオを100倍楽しむ会」を開催しました!

2018年6月3日テーマ:地域医療教育学講座, 筑波総合診療グループ

(「つぼたの」集合写真。お庭の綺麗な会場でした。)

「つくば式ポートフォリオを100倍楽しむ会(通称:つぽたの)」に初めて参加しましたのでご報告します。
この会は、総合診療医の成長にとって必要不可欠なポートフォリオ学習に関する”レジデントのレジデントによるレジデントのための自主的な学習会”です。

「そもそもポートフォリオとは」から始まり、「何のためにやるのか」更には「どんなことを書けばよいのか」まで、現役レジデントのリアルな悩みを楽しく学びながら解消できる理想的な学習機会でした。

個人的には「ポートフォリオという単語は聞いたことがあるけど、実際にはよく分からない」という状態での参加でしたが、学習会が終わるまでに目からウロコが何枚もこぼれ落ちるほどの気付きが得られました。
特に、先輩レジデント達のポートフォリオを共有しながら皆で振り返る時間は、深い学び合いの機会であり、日々の臨床から得られた知識や体験を知恵として結晶化させる重要なプロセスであると感じました。

会場にも毎回工夫が凝らされ、4回目となる今回はつくば市にある国登録有形文化財”るーらるはうす”の蔵を貸し切って行われました。
非日常感のある素敵な文化財に囲まれながらの学習会は記憶に一層強く残ります。
次回の開催が今から待ち遠しいです。

筑波大学総合診療グループ/水戸協同病院 後期研修医1年目 田中伸哉

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小曽根先生の研究が、米国家庭医療の雑誌に取り上げられました!

2018年5月16日テーマ:地域医療教育学講座, 大学, 筑波総合診療グループ

総診グループの小曽根先生が行われた、血圧測定方法に関する研究が、
American Family Physician(AFP)のTop 20 Research studiesに選ばれました!
診療所や在宅医療の現場では、特に冬場など衣類を着たまま血圧測定をすることは珍しくありませんが、腕に何もつけていない状態と比べて、衣類をつけた状態での血圧の測定値はどれくらい違うのか、というのが研究のテーマです。

この研究は、以前Essential Evidence Plusにも取り上げられており(そのときの記事はこちら)、今回の報告もふまえて、有用なエビデンスとして、まさに世界で使われている証です!

小曽根先生を見習って、これからも世界のプライマリケアの現場の診療に役立つエビデンスを発信していきたい!と感じました。

片岡 義裕

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ビンジ飲酒の研究が朝日新聞一面に掲載されました

2018年5月14日テーマ:地域医療教育学講座, 大学, 筑波総合診療グループ

(朝日新聞に掲載されました!)

(アルコール研究メンバー 吉本尚(左)、斉藤剛先生(右))

先日4月2日の夕刊一面に、ビンジ飲酒に関する研究内容とコメントが
掲載されました。

「ビンジ飲酒」危険です
短時間の大量摂取 けが経験25倍

4月は新入生歓迎会や新人歓迎会などの機会が多い時期。
その時期に合わせて、我々の研究が取り上げられました。

アルコールの過剰摂取のうち、ビンジ飲酒は
その社会的インパクトから世界的に研究が進んでいる領域ですが、
日本ではまだあまり知られていない概念です。
「2時間程度」という比較的短時間の大量飲酒というと、日本では
飲み放題システムがぱっと頭に思いつく方も多いかと思いますが、
研究チームとしては、ぜひ飲み放題の在り方に関する議論が
盛り上がってほしいと思っております。

記事内には、新しく4月1日からできた寄附講座「地域総合診療医学」の
表記も入り、いいお目見えの機会ともなりました。
もしよろしければ、記事をお読みいただければうれしいです。

地域総合診療医学 吉本尚

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〒305-8576
茨城県つくば市天久保2‐1‐1
筑波大学附属病院総合診療グループ

「ひとびとの健康を支えるオールラウンダー」をめざして