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筑波大学附属病院総合診療グループ ブログ

ヘルスリテラシーは、もはや常識??

2016年1月6日テーマ:ステーション, 地域医療教育学講座, 大学, 未来医療GP, 水戸, 筑波メディカルセンター病院, 筑波総合診療グループ

本日の朝レクチャーは、阪本先生から「ヘルスリテラシー向上のための患者教育」についての講義でした。

ヘルスリテラシーとは、「健康情報を獲得し、理解し、評価し、活用するための知識、能力、意欲のこと」だそうです。

阪本先生からの「ヘルスリテラシーにも問題があると感じた、現場での経験を教えて下さい」と
いう質問に、現場の医療者からは、・・・
・糖尿病で食事を気を付ければ、まだ薬は必要ないのに、「先生、私、安心してたくさん食べたいから、
薬ください!!」とおっしゃる方がいます。
・「風邪薬を毎日飲んでると風邪をひかないから、健康のために毎日飲んでるよ!」と
自慢してくださるおじさまがいます。…

などなど意見が出てきて、みなさん現場でいろいろと経験されているようでした。

私もぼんやりと「問題じゃないかなぁ…」とは思っていても何が問題なのか、はっきりしないでいました。
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今日の朝レクチャーは、「ヘルスリテラシーが低いと、何が問題か?」と
いうことをすっきりさせ、
「ヘルスリテラシーが低い人へのアプローチ方法はどのようにするか?」
についてのエッセンスが詰まったレクチャーでした。

アプローチ方法の中で、私が現場で活かしたいと思ったのは、

「口頭だけでなく、図やキーワードを書きながら伝える」ということでした。
さっそく明日からやってみます。

 

ヘルスリテラシーについて、さらに詳しくお知りになりたい方は、
ジーニアス英和辞典で有名な大修館書店から、阪本先生らが書かれた「ヘルスリテラシーと健康教育」(仮名)という本が、近日中に発売になるそうですよ(^^)

私はヘルスリテラシーという概念を地域医療教育学へ来て、初めて知ったのですが、
なんと筑波大学では、今年から医学群3年生のカリキュラムに組み込まれるそうです。

今まで知らなかった自分が恥ずかしいですが、ヘルスリテラシーはもはや常識、
になっているのかもしれません。

現場の私たちも、患者さんのヘルスリテラシーを向上させるために、
まずは医療者の中でのヘルスリテラシーの概念を常識にしていきたいと思いました!

地域医療教育学 修士1年 松下綾


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