「ひとびとの健康を支えるオールラウンダー」をめざして

先輩からのメッセージ

総合医コースの修了者と現役レジデントから、皆さんへメッセージを送ります。

「あなた」の専門医。そんな家庭医を目指したい。

「先生、ありがとう」
畳の部屋のベッドの上で笑顔で手を振る患者さんとそれに寄り添う医師の姿は、高校生だった私にとって衝撃的でした。それが、家庭医を目指す、最初のきっかけとなりました。けれども、最初は家庭医とは何かを上手く周りに説明できなくて、もどかしく感じました。よいケアとは?家庭医とは?を考えながら歩んだ4年間の後期研修でした。 実際の研修では、①子どもから高齢者まで、そして家族も診ること、②慢性疾患・予防医療・終末期医療まで複数のプロブレムを診ること、②急性期から在宅まで、セッティングが変わっても対応することの重要性を学びました。急性期病棟での研修・緩和ケア研修・在宅医療研修など様々な場を経験することで、外来では状態が悪化したときのことを、病棟では退院後のことを想像しながら対応する力をつけることができました。 4年間の研修を通じて、家庭医、つまり、地域で暮らす「あなた」の主治医として、患者 さんの人生に寄り添っていく仕事はとてもやりがいがあると感じました。これからは、家庭医のやりがい、魅力を伝えられるよう、学生・レジデントへの教育にもかかわっていきたいと思います。家庭医・総合診療医に興味のあるみなさん、ぜひ気軽に見学に来てくださいね。

久野 遥加、2018年修了

健康教室の様子

日本有数のプログラムで充実の研修

私は出身も卒業大学も初期研修もつくばではありませんでした。そんな私がつくばでの後期研修を選んだのは、つくばでなら家庭医・総合医として充実した研修ができると思ったからです。まず研修施設は、都市部の病院総合診療部門も、地域の小病院・診療所も、大学病院も、どれを取っても高いレベルで教育を受け実践することができます。手厚い指導のもと研究に従事することもできます。家庭医・総合医は立場によって求められるものが違いますが、多様なセッティングでの経験は視点を養う上で大切なことと思います。またハード面だけでなくソフト面も充実しており、どの研修施設にいても必要な文献や基本的な参考資料にアクセスできるのは大学所属の強みと思います。そして何より、つくば総診に関わる人たちが一番のポイントで、同じ志を持った多くのレジデントと、熱心で面倒見のよい指導医陣、そしていつも温かくサポートしてくださる教室や各施設の多職種スタッフの皆さんと共に研修できることは、きっと自分の財産になると確信しています。歴史と実績のあるつくばでなら確かな実力を備えた家庭医・総合医になることができると自信を持ってオススメできます。

竹内優都、チーフレジデント1年

研究もいかがですか?

研究、してますか?日々の業務に追われて時間がない、何から手を付ければいいのか分からない、そもそも疑問が浮かばない。臨床に慣れてくると、様々な理由で研究から疎遠になりがちです。
私は初期研修を終えるまで全く研究に興味がありませんでしたが、後期研修最初の年に研究に出会い、自らデータを集めて日常診療の疑問の答えを探す研究の面白さに気づき、今も患者さんを診ながら小さな研究を進めています。
つくば総診グループでは研究機関である大学を中心としてレジデントの臨床研究を支援する体制づくりを進めています。大学を中心としたプログラムならではの強みです。 実はちょっと研究にも興味がある?でしたら一緒に研究、しませんか。

木村 紀志、シニアレジデント2年

後輩の皆様へ

私が医学生や初期研修医の皆さんからよく受ける質問について答える形式で、つくば総診についてご紹介したいと思います。
●総合診療科(以下「総診」と略)を選んだ理由は何ですか?
私は、医療以外の守備範囲の広さに魅力を感じました。「もともとどんな暮らしをしていたのか」「家族はどんな人達か」「どのような死生観を持っているのか」といった医療以外の部分まで踏み込み、患者さんをまるっと診ることのできる医師、それが総合診療医だと思います。また、診療以外にも「教育」「行動変容」「コミュニケーション」「マネージメント」等様々な分野と関りがあり、そこに一番面白さを感じています。「臓器専門性がないゆえの強み」が総診にはあります。ちなみに筑波総診を選んだ理由、、、?それは「人の数・人の質・環境の質」です。こればっかりは肌で感じて頂かないと…!是非、見学にいらして下さいね。
●今、何をしていますか?
病院・地域によって求められる総診の役割は異なります(代謝内科がない病院では糖尿病の患者さんを多く見ることが多い、等)。そのため、様々な規模・地域の病院を回り経験を積んでいくプログラムとなっています。現在は筑波メディカルセンター病院という急性期病院で研修をしています。病棟管理が主ですが、外来(週2回)、救急車当番(月1-2回)、夜間救急当番(月3-4回)、その他オンコール業務、勉強会等があります。忙しさは波がありますが、オンコール制度でOn-Offがついており、心身をリフレッシュする休日も確保されています。後期研修医になり責任が増したことで「ふがいない」と感じる局面も増えましたが、上級医に常に相談できる環境が整っており、挑戦領域の中で日々過ごすことができています。
●もし、医学生・初期研修医の頃の自分にアドバイスをするとしたら何を伝えますか? 勉強はほどほどにしていたので、
①自分が何に面白さを感じ、何にストレスを感じるのかを知る
②医療職以外のコミュニティを作る
③将来が思い描けなくても焦る必要はない
④運動習慣を作っておく
このあたりかと思います。
このメッセージが総診に興味を持つきっかけになりましたら幸いです。またどこかでお会いできますように…!

伊藤有理、シニアレジデント1年

〒305-8576
茨城県つくば市天久保2‐1‐1
筑波大学附属病院総合診療グループ

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