「ひとびとの健康を支えるオールラウンダー」をめざして

大和クリニック

http://www.kokikai.com/yamato/

大和クリニック

プログラムにおける位置づけ

家庭医コースの診療所研修において、在宅緩和ケアを含めた在宅医療の実践を通じて、患者・家族志向のケアを修得します。

研修の特長 ~在宅医療に強い家庭医~

  • 在宅医療専門医の取得
    日本在宅医学会専門医制度の研修施設となっており、後期研修中もしくは研修修了後に1年間のプログラム(いばらき在宅医療フェローシップ)を修了すると、在宅医療専門医を取得することができます。
    ※いばらき在宅医療フェローシップ プログラム
     http://www.zaitakuigakkai.org/k-sen-kensyu-ichiran.html
  • 在宅医療を通した家庭医療の実践
    通院できなくなったかかりつけの患者さん、そして、患者さんのご家族とも在宅医療を通して継続的かつ包括的に主治医として関わることができます。初診から在宅での看取り、そして、その後の家族ケアまで含めた家庭医療を実践することができます。
  • 専門職連携(IPW:Interprofessional Work)の実践
    地域の居宅介護支援事業所(ケアマネジャー)、訪問看護ステーション、調剤薬局、介護事業所(ヘルパー)などと、積極的に連携・協力を行っているので、地域の現場で医師に求められている役割を知り、家庭医として必要な能力を身につけることができます。毎月開催している多職種合同カンファレンスでは、1人の患者さん、そしてご家族に関して様々な職種が意見を出し合い、最善の治療・ケアを提供することを目指しています。

立地条件と施設概要

つくば市中心部から車で40-50分、在宅医療を中心とする無床診療所
小児から高齢者まで幅広く対応し、癌患者の在宅看取りも含めた在宅医療を実践

具体的な研修内容

  • 診療所外来、隣接する障害者施設に入所している患者さんの定期診察、130名前後の在宅患者を医師3-4名で担当(チーム制)
  • 外来1-2回/週、訪問診療6-8回/週。外来は10-20名/回、訪問診療は3-5名/回
  • 自宅待機当番は月10回前後で、そのうち実際に呼ばれる回数は3-4回/月前後

患者層の特徴

  • 在宅は70歳以上が中心。悪性腫瘍、脳血管障害、認知症、COPDが中心
  • 外来は、乳幼児の予防接種、生活習慣病などの慢性疾患が中心

指導医

木村 洋輔(院長)
(指導責任者)
筑波大学臨床講師、家庭医療専門医、JPCA認定指導医、日本在宅医学会認定 在宅医療専門医・指導医、認定内科医、日本医師会認定産業医
浜野 淳(講師) 家庭医療専門医、JPCA認定指導医、日本在宅医学会認定 在宅医療専門医・指導医、認定内科医、日本体育協会認定スポーツドクター、日本医師会認定産業医
荒牧まいえ 認定内科医
高木 博 家庭医療専門医・指導医、認定内科医
大塚 貴博 認定内科医

JPCA:日本プライマリ・ケア連合学会

研修期間中に経験できる症例と経験しにくい症例

外来では生活習慣病などの慢性疾患の初期対応、継続的な関わり、在宅では悪性腫瘍を中心とした在宅での看取りが多く経験出来ます。外傷や急性疾患の頻度は低くなります。

外来 高血圧、糖尿病、脂質異常症、認知症、COPDなどの慢性疾患(1日15例前後)、DPT,MR,BCGなどの予防接種(1日5例前後)
在宅 130名前後の在宅患者のうち悪性腫瘍患者が10名前後、その他は認知症、COPD、脳梗塞後遺症、廃用症候群、パーキンソン病など。在宅での看取りは年間30-40名程度。
身体障害者
施設
入所者50名の嘱託医として週2回の外来診察(3-4名の医師で分担するため、月平均2回担当、1回15名前後の診察)
脳性麻痺、脳血管障害後遺症、頚髄損傷などが中心。発熱時や体調不良時、また症候性てんかん発作時などの初期対応を行う。

施設で行われている教育イベント

患者の状態把握を目的として看護師,ケアマネージャーと行う在宅カンファレンス(毎日2回)、臨床的な疑問を元に各自がテーマを決めて行うモーニングカンファレンス(週1回)、多職種での情報共有を目的に行われる多職種合同カンファレンス(月1回)

モーニングカンファレンスの主な内容
  • 在宅における感染症
  • 身体診察、病歴からみる肺炎/COPD
  • 爪真菌症の診断と治療
  • 栄養療法の実践
  • がん疼痛マネジメント

身分と給与目安

勤務形態 常勤 社会保障
厚生年金基金
交通手当
給与 法人規定に準じて支給
(約75万+待機手当など)

研修したレジデントからのメッセージ

大和クリニックは常勤医師2名、大学からの指導医1名、そして後期研修医1名で診療を行なっています。外来では小児の予防接種から、高齢者の慢性疾患や認知症の生活支援など、そして訪問診療では癌の看取りなど、幅広く関わることができました。そして診療所という限られた設備のなかでも質の高い医療を提供するために、様々なテーマでの勉強会を毎週行っています。毎日の診療やカンファレンス、勉強会などを通して、身体診察や超音波などの診断能力、感染症や慢性疾患の管理、癌の疼痛コントロールなど基本的な能力も磨くことができました。また地域スタッフと顔を合わせながら、共に患者さんを支える医療を実感できるのも、在宅医療の醍醐味です。病棟でも患者の生活を支える医療はできます。しかし在宅での患者さんや家族との深い関わりを経験するなかで、生活を越えて人生を支えることの楽しさを知ることができました。超高齢化社会となった今、在宅での看取りはさらに増えていくでしょう。1年間の在宅研修を行い在宅医学会の専門医にエントリーすることも、これからのキャリアを考える上でプラスになると思います。
(2011年度修了 木村洋輔)

指導医からのメッセージ

「地域医療」という言葉は様々な意味で用いられることがあります。大和クリニックが実践する「地域医療」は決して「僻地」で行う医療という意味ではなく、疾患や病態の診断・治療に焦点をあてた病院医療とは対照的に「人々の生活」や「地域住民のニーズ」を重視して、住民の皆さんに適切な医療・福祉・介護を提供する「地域医療」です。大和クリニックのスタッフはジェネラリストとして切磋琢磨し、質の高い「地域医療」を提供することを目指しています。外来・訪問診療を中心とした研修を通して、生活する人々の「息遣い」を一緒に感じましょう!!
指導医:浜野 淳

〒305-8576
茨城県つくば市天久保2‐1‐1
筑波大学附属病院総合診療グループ

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